【(当・宛・的・値・中・間)・仇・敵】
合い当るもの。相手。匹敵・対立・敵対するさま/もの。釣合う位置。中間。狭間。
『しもかうらやみ かなはねは おきておうらみ きみそしる これもあたなり』ホ16 『まつしきは およはぬとみお うらやみて うらみのあたに たねほろふ』ホ16 『こころいる いれものなれは やたかかみ つるきはあたお ちかつけす』ホ23 『みらひめお めとりてうむこ たたひこか あたつくしねは おさななそ』ホ28 『しりそきて かみおまつりて ひのままに おそははあたも やふれんと』ホ29 『みなしかりとて やおえひく あたもせまらす みふねゆく』ホ29 『かれにみちをみ さかすれは あたなすことお おたけひて』ホ29 『ちまたにあたの みちおれは しいねつひこか いのりいふ』ホ29 『たたちにゆけは あたもみて さまおわらひて よけとふす』ホ29 『あたねして わけつちやまの みをやかみ みかまつらせて あたおうつ』ホ29 『このうたお もろかうたえは あたかつく しはしかんかふ にきはやひ』ホ29 『ゑしききき いとうなすかみ をゑぬとき あたからすとて ゆみひけは』ホ29 『ゑゑなんちとて はもりあえ ままにいたりて わかあには あたすともふす』ホ29 『みをやのかみの みやことり わかみおてらし あたむけて みなをさむゆえ』ホ30 『しらきのくにと あたおこり みまなのつかひ つけいわく』ホ34 『いますてに しらきのあたに をさめゑす ほこおたつねて たみいきす』ホ34 『つはきいちより ねきやまお こすときあたか よこやいる』ホ38 『いまもまた みたまによりて ふゆおかり あたのさかいに ゆきのそみ』ホ39 『きみのおおせに あたうちに まかるとあれは やまとひめ』ホ39 『つつしみうけて あたむけよ なおこたりそと さつけます』ホ39 『きみはけにとや ゆきもとむ あたのおやきて あさむけは』ホ39 『こちふきかわり にしけむり あたにおふえは くさおなく』ホ39 『もえくさとひて あたいくさ やきほろほせは やけつのや』ホ39 『あたやから よもにたききお つみあけて なそかひてりに ひせめなす』ホ39 『たつのあめ ふりひおけせは みやいくさ いさみてあたお なかはうつ』ホ39 『しのひてあたに いらしめは あけくれかえる ひおまつに』ホ40 『おははあたかも かみのよの よはきしそこれ』ホ40 『いのゆんの あたはたちはな めはさくら やむもしなとの いゆんなすなり』フいゆん 『をのむくは ほことかかみお あらかしめ むかうあたなく たたにをさまる』フをむく |
「あつ(当つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・当る・釣り合う・匹敵する・対する」などの意。
変態:「まと(的)」「あて(当て・宛て)」
類語:「てき(敵)」「かたき(敵)」「あいて(相手)」「あたひ(値)」「あいた(間)」「あたか(恰)」
【他・異・(外)】【徒・空】
別。異り。他。 空。
『しもめして いもとおとさん あたまくら ついにいつわり』ホ24 『さくらいあらは わかはらみ あたたねならは はなしほめ』ホ24 |
「あつ(離つ・外つ)」の名詞形。
ここでは「B: 離れる・それる・別れる・外れる・退く・空く」などの意。
変態:「むた(無駄)」「うつ(空・虚)」
類語:「から(空)」「はつれ(外れ)」
【(温・熱・篤)・婀娜】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『むまはうまれて ものしらす あたはしるとき のりおつそ』ホ191 『ものつるは まさかきはなの いさおしも あたのやまひも もとにかえつる』フもつる |
「あつ(厚つ・篤つ・暑つ・熱つ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「また(全)」「いた(甚)」
派生語:「あたはしる(熱走る)」「あためく(婀娜めく)」「あただ」
10/09/23
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