なんち  ナンチ  nanti

  

【汝・爾】
合う方。向かう方。相対する人。応対する人。

『ひのはやひこに みことのり なんちくにゑお うつすへし』ホ6
『またとふなんち なにひとそ たみといふにそ おたけひて』ホ7
『かんみむすひの しかりてそ なんちかさりて まとわすや』ホ7
『ひにむかつひめ のたまふは なんちらゑとか みけひえて』ホ7
『そさのをに なんちきたなく くにのそむ みちなすうたに』ホ7
『かみいかん わかすきしるや またいわく なんちもしるや』ホ8
なんちほこりて はくるゆえ いそらうつなり なおいかり』ホ8
『わかちから よろにすくれて いかつちも なんちもひしく なわうけよ』ホ8
『すみやかに たまたちなせよ このゆえに なかくなんちに つけるなり』ホ8
『またとふやつこ こしはなに いわくなんちお やことせん ゆえにのるなり』ホ8
『またはたれ なんちわかはゑ はちみする やつことせんと なりめくる』ホ8
なんちやつこと なすへきや なるやといえと ものいわす』ホ8
なんちふつぬし あわうわの とふるみちひき さかんなり』ホ10
『たかみむすひの おをんこと なんちものぬし くしひこよ』ホ10
なんちおしひと わかかわり つねのよさしも みたたしそ』ホ11
『あめのみをやは これおほめ なんちはふこの いさおしは もろにすきたり』ホ12
『みことのり なんちわかひこ ひとふるに あまのこやねと なにしあゑ』ホ14
『ときにあまてる みことのり なんちぬかたた もろもきけ』ホ15
『ををんかみ なんちさかなし あひみすと まつりはなれて よるきます』ホ15
『むへなりなんち よもめくり つちかふみちに かてふやし』ホ17
『ひととせも へさるおせめは よのはちは なんちのこころ けかれより』ホ20
なんちうけへし あめのかみ やまさおうみて みかまもり』ホ21
なんちまた たみのあらやお とかむるや うつろゐこたえ』ホ21
『これなんち もりはなるるお われこふて またもりとなす』ホ21
なんちしれ こわおにわとす かれにわや しらてけかるや』ホ21
『このまゐつかに やつくりす これもなんちか なのほまれ』ホ21
なんちゆき しらすへしとて ととほこと さつけたまわる』ホ23
なんちもと たたちおもえと のちのよに いやをさまれは』ホ23
『このかねりとに みことのり なんちかやいは よくときそ』ホ23
『くしひこなんち みまこより をこぬしかみの たまふなも』ホ23
なんちらまつり おこたらす ほつまなるとき やたやすふらん』ホ23
なんちむらくも こよみなす かかみくもれは たまふなは あめふたゑなり』ホ24
なんちめかちに とふへしと うすめむねあけ もひほさけ あさわらいゆく』ホ24
『またとふなんち しるやきみ いきますとこお こたえいふ』ホ24
なんちわかなお あらわさは われもいたさん かえことす』ホ24
なんちやまくひ やまうしろ のおほりつちお ここにあけ』ホ24
なんちはこのた こはおえす つまにならぬと けふさりて』ホ24
なんちたすけよ われなかく おとのこまして かてうけん』ホ25
なんちよおすて みちかくや ひめはおそれて かかねとも』ホ26
『かつてかみ かねてもふすお のそくはち なんちにあらす』ホ26
なんちなきさに おちんとす みたねおもえは たけこころ』ホ26
『ひめこたえ なにものなれは おとさんや われはかみのこ なんちはと』ホ27
『われあれはこそ なんちその おおよそになす いたはりそ』ホ27
『おおなむちとふ なんちたそ われはなんちの さきみたま くしゐわさたま』ホ27
なんちおは あおかきやまに すませんと みやつくりして そこにおれ』ホ27
なんちふたりも なからえす いつせはこなし たけひとは よのみをやなり』ホ27
『またこやね なんちよくしる たけこかこ くしひこうまれ すくなれは』ホ28
なんちまた かかみのとみは かろからす かみおみやこに ととむへし』ホ28
なんちかすかよ のこしもの たかにもちゆき ささけよと』ホ28
『またとふなんち たおすつや ほろしていわく ちはすてす うゆおおそれて』ホ28
『いせのとかくし はせかえり なんちはおそる これいかん』ホ28
なんちいま ひみのほのほお たつへしそ わかみけはみて したにおれ』ホ28
『ふたゑにいわく わかよはひ きわまるゆえに かんおちお なんちにさつく』ホ28
『つとめとて みかさにかえり たらまつり なんちおしくも しかときけ』ホ28
なんちよく わすれすきたる みもすそよ こふはこれそと さつけます』ホ28
『たけみかつちに みことのり くにさやけれは なんちゆけ』ホ29
なんちかつくる やにおれと つるきよゆみと せめられて』ホ29
『ゑゑなんちとて はもりあえ ままにいたりて わかあには あたすともふす』ホ29
『ときにすへらき こたえいふ なんちかきみも まことなら しるしあらんそ』ホ29
『きみゑみて なんちはみきに わかやきつ さかなにたまふ おしもめそ』ホ31
『われいらは なんちゐよとて むろのとお つきあけいれは』ホ31
なんちかまつり いさめすて おもねりきみお あなにする こころきたなし』ホ32
『ひこくにふくお みていわく なんちなにゆえ こはむそや』ホ34
『くにふくいわく これなんち あめにさかふお うたしむと』ホ34
なんちしのひす わかはちと おほそらふんて みもろやま』ホ34
なんちらめくみ ひとしくて つきしることの ゆめすへし』ホ34
なんちいろもて つかゆれと いろおとろいて めくみさる あになかからん』ホ35
『ねかはくは われとなんちと みよふまは やすきまくらや たもたんそ』ホ35
なんちかはかり わかこころ よしとはにわの たてものお のちのためしと』ホ37
『まてはなんちは たれひとそ すへらきのこの こうすなり』ホ38
『われくらく むけさるみよお つかしめて たえさらしむる なんちこそ』ホ39
『いまなんち ひとのすへらき きみとして つかえるなんち おとろえり』ホ39
『たけひのいわく かみのみこ なんちおめせと まつろはす かれにうつなり』ホ39
『たけひほほゑみ これなんち ゐなかにすんて さわおみす』ホ39
なんちよよ きみなくこよみ いつれそや こたえていせと』ホ39
なんちはよよに みのりうけ いのちつなきて いまたその』ホ39
『またいふよたり あひまちそ なんちはかりか なとつかる』ホ39
『これなんち あれかたかみの つかひなり あにもとむるに たらんやと』ホ40
なんちはたれそ われはこれ いさすへらきの このこうす』ホ40
『ひめなんち せなのみのたけ いくはくそ ひめのこたゑは』ミ逸

 
「なん」+「ち(方・手・州)
「なん」は「なむ(和む)」の音便。
「ち」は「区分・方向」を表す。

類語:「いまし(汝)」「なれ(汝)」「しか (其方)」「こち (此方)」「そち (其方)」「あち (彼方)

  

10/02/01

  

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