【族】
1.(枝の)分れ・分岐・派生。 分類。区分。
2.近接。集合。近い者の集団。親族。
『ともからの ちからつよきお あつめおく あなかちめさは いくさせん』ホ38 |
「かる(離る/交る)」の名詞化。
ここでは「B:
離れる・分れる・限る」、裏を返せば「A:
合う・集まる・似る・近づく」などの意。
派生語:「うから(親族)」「やから(族)」「ともから(輩・儕)」
類語:「かはね(姓)」「たくひ(類)」「ゑた(枝)」
【空・虚】
離れ。失せるさま。空き。
『つねにまもりて とりおかふ たみのからかれ あらしなと』ホ21 |
「かる(離る)」の名詞化。
ここでは「B:
離れる・退く・欠く・空く」などの意。
【涸・乾・枯】【韓・漢・加羅・伽耶】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
『しまからふかと なかすみに よりてさたむる』ホ21 |
●<地名>「日の暮れる方角」の意。 =ころひつ(転日つ)・ころひん(転日ん)・しな(萎・支那)・しらき(新羅)
『そのこたえ われはからくに きみのみこ つのかあらしと』ホ34 |
「かる(枯る)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「かれ(枯)」「くれ(暮)」「くら(暗)」「くろ(黒)」「こり(懲り)」「ころ(転)」
【殻・骸】
1.(何かを)囲み収めるもの。容器。櫃。
『かよみおしふり ねみかかみ みそこたからの みからぬし』ホ34 『かんむりと さくとみはもと ととまりて むなしきからの しらいとり』ホ40 |
●魂の容器。体。しい(魄)。
『やきたわけ これにひつきの ふたたまし よのひとからの たかはかり』ホ17 『とみめのからも みなおさむ いきるみたりも おひまかる あめみこのりや』ホ31 『かんむりと さくとみはもと ととまりて むなしきからの しらいとり』ホ40 |
2.現れ。(心身の)現れ。 体格。性格。表情。
「かる(交る/離る)」の名詞化。
ここでは「A:
合わす・囲む・収める・現る」、裏を返して「B:
離す・分ける・限る・区切る」のなど意。
変態:「くら(座・蔵)」「くり
(栗)」「こうら
(甲羅)」「きり(限)」
類語:「からた(体)」「かはね(屍)」「かき(牡蠣・垣)」「かゐ(貝)」「かめ(亀)」
派生語:「なきから(亡骸)」「ぬけから(抜け殻)」「むなしきから(空しき骸)」
【柄】
(手足などを)
合わす部位。懸ける部位。手がかり。足がかり。土台。
『つるきのなおも くさなきと あしからやまに せめいたる』ホ39 |
「かる(交る・懸る)」の名詞化。
ここでは「A:
合わす・乗る・懸ける」などの意。
【から
(助詞)】
(起点より)
それるさま。他に回るさま。
『おもいおもえは はたれとは おこるこころの われからと』ホ9 『はにこころ よろますしれと みやひから』ホ17 『ちからおほとし ささくれは やものにきわひ たからてる かれにたからそ』ホ23 『うすめまたとふ いつれから ゆくやこたえて われゆかん』ホ24 『くもちわけ しなのすわより みちひけは はらみやまから よもおみて』ホ24 『かれによのうち むつましき ゑとおなつけて はらからと いふもとおりそ』ホ24 『いまとりかえし とみやから しかのかみして かえさしむ』ホ25 『みやいかり みちなくわれお なせのろふ ゑにはおとから のほるはす』ホ25 『うひちにの かみからしもゑ はなむこにみつ まいらせふ まいらせふ』ホ25 『かくのことしと さけすすむ そのさかつきお こえはいな こからさつけぬ』ホ28 『さすらをよすと おたけひて またひことかも あめからと』ホ29 『ゑみしから かそにしきとは わしのはの とかりやももて たてまつる』ホ39 『こはそもなんの わさはひそ ゆくりもなくて あからめす』ホ40 |
「かる(離る/転る)」の名詞化。
ここでは「B:
そる/そらす・曲る/曲げる」「C:
回る/回す」などの意。
類語:「より(助詞)」
10/01/29
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】