【(支)・枝】
新たなサイクル。母体から新たに生えるもの。新生。派生。分岐。
『てりおれのあは またらゑた あひのてのあは にのたらち』ホ21 『くわのきは よもにさかえて ゑたもねも みつまたなりて そふほすえ』ミ4 |
●末端部。手足。 本体からの派生。
『かのちこお あめにおくれは かみのまえ えたそろはねは さらんとす』ホ12 『むなさわき つらにのほせは ゑたひゑて ひめもすなやみ みけたへす』ホ16 『むそとしの すはゑもむもに そゑたおえ むよとしちゑに つきかるる』ホ18 『ことひきはらに おはよえた おきてかわちの ふるいちに またよはおつる』ホ40 |
●祖(根)からの派生・連鎖。子孫。
『いまかなさきの ゑたかはね むなかたあつみ たすけしむ』ホ6 『いまはつつ うむこあり つらなるゑたの おしまこと はははたかひそ』ホ32 『そのあまり ゑたやはつこお やそつつき なおふかきむね ならいうくへし』ホ39 |
●(それぞれに分れる)言い分。
『たかみむすひの たたしゑた ことわりあれは みことのり』ホ10 |
●枝分かれが作るネット。伝達網。
『われみるに ひとのみやひは なさけゑた あめよりさつく たまとしゐ』ホ17 『みれはのそかん おもひあり ころふもおこす あわれゑた』ホ17 |
●1枝=60年。
『ふそひすす ももふそゐゑた としきしゑ はつひほのほの いつるとき』ホ4 『ふそひすす ももふそむゑた としさなと やよいついたち』ホ6 『ふそゐすす ももみそゑたの としさなと はるのはつひに』ホ192 『ひとゑたにたり ひゑのやま そのいけみつか たのそろに』ホ24 |
「ゑつ(回つ・越つ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る/回す・行き来する/させる・回帰する・改まる・繰り返す」などの意。
変態:「えな(枝)」
類語:「ゑ(枝)」「たね(種・胤)」「すえ(末)」「しも(下)」「はつこ(裔)」
派生語:「たたしゑた(立たし枝)」
10/03/20
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