【(合る・得る)・綜る】
A: 合う/合わす。交わる/交える。匹敵する/させる。揃う/揃える。調う/調える。
『これをして とよへるはたの つつねにそなせ』ホ27 |
変態:「はる(貼る・張る)」「はむ(食む)」「ふむ(踏む)」「ほる(惚る・欲る)」
派生語:「はへる・はんへる (侍る)」「へら(可ら)」
【放る・(屁る)】
B: 離れる/離す。放つ。
【経る・歴る】
C:
巡る。往き来する。通る。通過する。
『やよろとしへて こゑうちの いさわのみやに をわします』ホ序 『ももなそよろの としおへて もとのひのわに かえまして』ホ序 『みよもゆたかに をさまりて やよろとしへて ふそふすす ゐもゐゑはつに』ホ6 『ふそみよろ ふちみもやその ふたとしお へてもやすらや』ホ8 『そのもときけは むかしはは まさるにとつき よよおへて みなさることく』ホ8 『なもあかかたの とよくんぬ よよをさむれと としおへて』ホ15 『ははのいさなみ なかはらみ こそむつきへて うみたまふ あまてるかみそ』ホ16 『つきおへて あつくをしゑは にふさるる』ホ17 『としへてのちに ににきねの みゆきほつまの にはりなる』ホ192 『ちみちより のりなれねりて あれのりも ひつみつきへて つひにゑて』ホ192 『ひととせも へさるおせめは よのはちは なんちのこころ けかれより』ホ20 『へてまたもとの にはりみや ゐつををかみの ことおおいかな』ホ21 『さかおみあたひ つうちへて たたちにつくる あのめつけ これあたひらそ』ホ23 『ふよろやちへて みそすすの こよみなすころ くにのなも』ホ24 『やよろとしへて ひたかみの きみよりめせは もろともに』ホ24 『そよろとしへて いまかれに はこねにもふて ぬさささけ』ホ25 『たかたひらきて かえります ゆたかなるとし みよろへる』ホ25 『とよにきはひて むよろとし へてもあそくに またこえす』ホ25 『きみめしあけて うちきさき ここにもむよろ としおへて』ホ25 『ゆたかにこえて たみやすく ここにもむよろ としおへて』ホ25 『ををんかみ かみことのりは あわのかす へてもおぬきて まつりきく』ホ26 『つくしのそやと よそゐよろ としへてをさむ あめひつき』ホ27 『みもかわに あのほるちゑて さこくしろ うちのみやゐに ふよほへる』ホ28 『むよろとしへて こそつきる さくすすそ むかしかすかに みことのり』ホ28 『ひかりかさぬる としのかす ももなそこよろ ふちよもも なそほへるまて』ホ29 『いつもへて ややここにつく かみまつり きみここにあり』ホ34 『ふそひつき へてしはすもち うすはたに もちはななして ふたこうむ』ホ38 『きみとみも つさへていたる さかおりの みやにひくれて』ホ39 『よそむほのはる ななくさの みあえにうたの ひかすへる』ホ40 『ひおへてくにに いたります みこのよそゐの ひたかみや』ミ逸 |
【減る・謙る・(低る・穢る・卑る)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
『ことのりお もろかはかりて あめもとる おもきもしむの なかはへり』ホ7 『ひにひとめくり おくれへり やよゐはみそこ はなおそふ』ホ14 『ともしひの かきたてあふら へることく ほかちいのちの あふらへる』ホ15 『みのあふらへり けもかれて やかてまかるそ ふつきなか すすしろくえよ』ホ15 『ややししおもり めくりへる あすむそみたひ つきむそふ』ホ16 『みそよかも ひともとりして さつめへり』ホ16 『くにかみなとは たみのため こころつくして あふらへり こたねまれなり』ホ16 『けにもよれとも むかしあり よろすすもへり』ホ23 『わかみをや みまきはさとく ほつましる あやまりたたし へりくたり』ホ36 |
変態:「はふ(這う)」「ひゆ(冷ゆ)」
派生語:「へり(減り)」「へら(穢方)」
11/01/12
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