【踏・和・生・付】合わせ。和し。現し。生やし。治め。直し。留め。保ち。
『かなやまひこか うりふひめ なかこおすけに そなゑしむ これおこよみの うりふつき』ホ6 『しまからふかと なかすみに よりてさたむる』ホ21 『ものぬしか たちにおわれは すすきしま おもむろおさめ たけふかみ』ホ28 |
【布】同上。 合わせ。織り。編み。天と地を結ぶ物実。
『ふにぬうは めなきもみはの むめのはな さすらやまひも ふにそぬひける』フふぬう 『ふのそのは をこぬのかみの こかひして なもこゑくにの ふそのゑるなり』フふその 『ふのゆんは たおうけもちの ししかきや よこまおをそう ふゆんなりけり』フふゆん |
【夫・(歩・部・侍・兵)】(心身を)合わす者。仕える者。治める者。 =へ(侍・部・兵)
『つるきとみ つきほろふれは ものふわれ よおうははるる』ホ30 『かきをみは よこまおからし もののふの ちからもるてそ』ホ30 |
『ゐくらむわたを ねこゑわけ ふそよにかよひ よそやこゑ』ホ1 『ふるとしふより つきみけの ひとはもよろに つきむけの ひとはふそよろ』ホ1 『いまのよは たたふよろとし いきなるる』ホ1 『きみとみたみの みくたりの かみはもふその みこありて』ホ2 『うゑつきは ふそひのすすの としすてに もふそよろなち ゐもふそに』ホ4 『ふそひすす ももふそゐゑた としきしゑ はつひほのほの いつるとき』ホ4 『ふはたきこ ゑつのしまひめ みはたなこ いちきしまひめ』ホ6 『さかみれは きみおわするる ももくらと ははもふそくら』ホ7 『ちからかす めくみわするる ふももくら』ホ7 『はなもみも あめのままなり みつはくふ ふよはくわぬそ』ホ15 『いしたまの ふなるはつきす あらかねの みつはほねりて いろかわる』ホ15 『みのあふらへり けもかれて やかてまかるそ ふつきなか すすしろくえよ』ホ15 『ふてししは くえはいきても くさりくさ かみとなかたゑ』ホ15 『ひめはこやねの たけしるや しれりひとたけ ふたゐきそ』ホ16 『ひとのなかこも ひとふたり ややしるみちは ますかかみ』ホ17 『もろともに まさかきふその あまるころ わいためあらす』ホ18 『たとえふとくと やつゐゐの わりあひかかゑ たまふへし』ホ192 『みこはやふさの いてくるま ふそゐのはとお ゐつともの まもるみやつこ』ホ20 『かくやまは やますみのふこ ふとたまは みむすひのみこ』ホ20 『かつやまいりは つゑさゑそ きをのふはいむ』ホ21 『ふものかは しまにさすらす みけたかは かみつめぬきて いれすみし』ホ23 『あさひはら あまてるとよけ ふまつりは みちおみそまた』ホ29 『くしみかたまは しとねふゑ ひのをみうたふ みやことり みゑおりてきく』ホ30 『としおこゆれは たらちねの よそふみそみの をゑくまも』ミ1 『ひのなめは つさにいなさの はつひより ふうおやわせて』ミ7 『かたちはに ふはしらたちて むつましく これかみかたち』ミ7 『ふのはらの みやはたからお はらませて したうほつまの たみそうみける』フふはら 『ふのねせは ぬすむたからも おとかわさ くるしくうせて ねせやふすらん』フふねせ |
【符・府・合・中】合う・釣合う・匹敵する位置。中心。中央。中央政府。 ex.「ふつき(文月)」
『よのつめなそこ つすふつめ ゐのつめこそこ つすつくも』ホ39 『ふのなわの まつりとほれは いもをせも なかにみちひく ふなわなりけり』フふなわ |
【文・譜】伝え。記。
『かみにつつみて みひきくさ ふはこにおさめ たてまつる』ホ26 『ふのなわの まつりとほれは いもをせも なかにみちひく ふなわなりけり』フふなわ |
【太・深・振・奮・浮・上・栄・映・悉】正の方向に離れるさま。
『しまからふかと なかすみに よりてさたむる』ホ21 『ふのこけは はやりおかそう もともとの をきなかわさに あみりたすへら』フふこけ 『ふのおれは あめのたたりの こほりふむ ことのはしめも ふみやおそれん』フふおれ |
【富・殖・豊】同上。
『ふのやまに おもひつくみの とりゑなみ みにいたつきの いるもしらすて』フふやま 『ふのきにの あらそうとみの ことわりお やわせはたみの ふゆそきにける』フふきに 『ふおえては たみおそこなう をさとみか うそやくすりも ふえてたすらん』フふえて 『ふのそのは をこぬのかみの こかひして なもこゑくにの ふそのゑるなり』フふその 『ふのゆんは たおうけもちの ししかきや よこまおをそう ふゆんなりけり』フふゆん 『ふのつるは とみもよひなき とりゑなみ たつはなやかの ゐもやつくらん』フふつる |
【経・歴・古・旧】同上。 ふ(経)の名詞化。先行。進展。経過。過去。
『ふるとしふより つきみけの ひとはもよろに つきむけの ひとはふそよろ』ホ1 『ふのよろは くにうむかみの をしおして わさもよろこふ もうけなりけり』フふよろ |
【降・臥・腐・負・生・鈍・萎・訛・鉛】負の方向に離れるさま。柔。弱。ふにゃ。ふぬけ。不鍛錬。
『ふのゐさめ あらかねわけて ねりきたえ かまもつるきも かそえやわらく』フふゐさ |
【ふ】推量・意志の助動詞「ん・む」の変態で、現代語の「う・よう」に当たる。
『うひちにの かみからしもゑ はなむこにみつ まいらせふ まいらせふ』ホ25 |
10/09/19
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