ゆく  ユク  yuku

  

【(結く)】
A: 合う/合わす。交わる/交える。関わる。結い統べる。治める。

『へのそのは たまにうるほす まつりこと かてたるそのは ゆくもやすらか』フへその

 
変態:「おく(置く)」「うく(受く)」「ふく(葺く)
派生語:「ゆくり(縁)」「ゆかり(縁)」「ゆかけ(弓懸)」「ゆき(結き・靫)」「ゆけ(弓削)

 
 

【(放く)】
B: 離れる/離す。放つ。発す。

変態:「はく(吐く・剥ぐ)」「わく(分く・湧く)

 
 

【往く・行く・逝く・(送く)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。還る/還す。回帰する/させる。送る。運ぶ。

『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序
『たみのなけきに むかつひめ いそききしいに ゆきひらき
ホ1
『ふたかみは つくしにゆきて うむみこお つきよみのかみ』ホ3
『ここりひめ やからにつくる いさなきは おひゆきみまくホ5
『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』
ホ5
『わかれおしくと つまおくる をうとはゆかす ゆけははち』ホ5
『たかきねお きみのたすけと たまきねは ゆきてさほこの くにおたす』ホ6
『もちこのすけと はやこうち あちことみたり はやゆきて まなゐのはらの みやつかゑ』ホ6
『そさのをか たたゑかねてそ つるきもち ゆくをはやこか おしととめ』ホ7
『さすらをは みことおうけて ねにゆかん あねにまみゆる しはしとて』ホ7
『むかしねのくに ゆけとあり あねとまみゑて のちゆかん』ホ7
『ゐつなみち よろのけものに はけかかる みかつちゆけは』ホ8
『きつねもみつに わけゆきて たはたのとりお おわしむる』ホ8
『やすかわに ゆきてちかひの をのこうむ あかつといえは』ホ9
『このところ ほかえはゆかし そむかしと いえはたすけて たちかえり』ホ10
『のほるほつまの をはしりの さかにゆきあふ をしかとは』ホ11
『わかこつらつら みちゆかは ひつきのさかゑ あめつちと まさにきわなし』
ホ11
『はつのよは くにとこたちそ あめにゆき みるもとあけの もりさため』ホ13
『ふたよむすひの もよろほき ゆきてたまのを なすおきく』ホ13
『をのこなけれは かしまきみ かとりのみやに ゆきいたる』ホ16
『おろかめか ねたむいそらの かなつゑに こたねうたれて なかれゆくホ16
『のちにかとりの みやにゆき かたりてともに ひたかみに』ホ16
『ひたりえやれは みきにゆく むかふえやれは まえによる』ホ17
『とよくんぬ ももあまるこも あめにゆき あなみのやかみ みそふかみ』ホ18
『ひちよけの たれかわうはと なるゆえは はせゆくみちに』ホ191
『なかくほの こみそにゆきて あふみにて そのたれかわお うちあおつ』ホ191
『わさおおもはは くらしきて ゆきつもとりつ むそあゆみ』ホ192
『すへみそふ みなのりむまて まもりゆくホ20
『なれとちからと はやふねに ゆきていわふね すすむへし』ホ20
『ににきねと たちからとゆく ひたかみの きみおをかみて よしおつけ』ホ20
『かすかもろとも のりそひて みまこのみゆき まもりゆくホ21
『これにより あゑよりやゑの なかゐつか もりおはなれて あそひゆけホ21
『なんちゆき しらすへしとて ととほこと さつけたまわる』ホ23
『そのなかに よこきくものは おのかみに あわねはみちお さかにゆくホ23
『なんちめかちに とふへしと うすめむねあけ もひほさけ あさわらいゆくホ24
『うすめまたとふ いつれから ゆくやこたえて われゆかん』ホ24
『かえことす みまこよろこひ うのはなも またかさしゆくホ24
『たかにゆき ぬさおささけて みのにゆき あまくにたまの よろこひも』ホ24
『ひめひとり ねさめてゆけは まつさかに せきとめられて』ホ24
『きみよろこひて こしならへ ゆくおおみやは やますみの みちむかえして』ホ24
『うつきねはらの みやにゆき いとまおこえは むめひとも』ホ25
『ときにきみ つくしはかての たらさるか てれはゆきみて たおまさん』ホ25
『うつきねすせり きたのつに ゆきてをさめよ いささわけ あれはむつめよ』ホ25
『かもあみすてて ゆきいたる そをはてかみの みつかきや うてなかかやく』ホ25
『わににのりゆき しのみやて やまくいまねき もろともに うかわにゆけは』ホ25
『たまおなくれは うみかわく しかおひゆきて ふねにのる』ホ25
『やまくいも はせゆきみやの ておひけは しかまたなくる たまのみつ』ホ25
『はてかみの まねくかこしま ゆきまさす きさきはちちに これおつく』ホ25
『かもおして きたつにゆかん わかために うふやおなして まちたまえ』ホ26
『かめにのりゆく かこしまや そをたかちほの ひにいなむ』ホ26
『うのとりの あつみかわゆく いかたのり さおさしおほえ ふねとなす』ホ27
『みつからゆきて まねけとも うなつかぬよし かえことす』ホ27
『みしまにいたり はらにゆき またみしまより いよにゆくホ27
『これにより おおやますみか めくりみて よめちゆくねの をにおさむ』ホ28
『またきさき ひろたにゆきて わかひめと ともにゐこころ まもるへし』ホ28
『なんちかすかよ のこしもの たかにもちゆき ささけよと』ホ28
『まつりのあやお みつそめて ひとつもちゆき ひよみなす ふたゑにさつけ』ホ28
『うさつひここれ をんともに ゆきてつくしの うさにすむ』ホ28
『みにいたり そこてひめうむ そのつまに とりあけさせて おくりゆくホ28
『かてふねお のほさぬゆえに たかのみや つくしのみやに ゆきゐます』ホ28
『しほつちの をきなすすめて にきはやか いかんそゆきて むけさらん』ホ29
『なかくにの まつりをさめて みとせます うちにととのひ みふねゆくホ29
『みなしかりとて やおえひく あたもせまらす みふねゆくホ29
『つつかなく ゆくあらさかに いそらなす にしきとこはみ をえはけは』ホ29
『くにさやけれは なんちゆけ かみにこたえは ゆかすとも くにむけつるきホ29
『いくさひきゆく みちをみか みねこえうたの うかちむら』ホ29
『たたちにゆけは あたもみて さまおわらひて よけとふす』ホ29
『おとかやにゆき きみめすそ いさわいさわと からすなく』ホ29
『ものぬしか うたんとすれは ゐつせみこ おそれたかより ゆくつくし』ホ30
『くしみかたまは おしくもと なかすねうては にけゆくお』ホ30
『ものぬしかえり おしくもは かわちにゆきて おしほより』ホ30
『みすすよりひめ かわまため しきくろはやか たちにゆきホ31
『うまさけや みはみわのとの あさとにも いててゆかなん みわのとのとお』ホ33
ゆくやましろの ならさかに おとめかうたに』ホ34
『あめうしにもの おほせやり あらしとゆけは うしみえす をきなのいわく』ホ34
『あらしとこれと とつかんと おもひゆくまに ひめうせぬ』ホ34
『みことのり しほのりひこお みまなをし ゆきとくにむく みちつかさ』ホ34
『たけもろすみお つかわせは かんぬしふりね かんほきに つくしにゆきて』ホ34
『やみやのたまも はなかよみ ゆきみんとてそ さそひくる』ホ34
『おとうなつきて ともにゆく あにはきたちお ぬきおきて』ホ34
『むかしとよすき かみのつけ みたまけかつき よさにゆくホ36
『こたえいふ あすかもかみの みまえにて こめさためんと ともにゆくホ37
『ももかもふてて きたりませ われはからんと ゆくきふね たたねこかうた』ホ37
『かもにゆき わけいかつちの かみもまた にきてとわかと』ホ37
『よかうちにゆく みちすから よきひとえんは しるしあれ』ホ37
『のちにひらけは これうせぬ きよひこめして もしゆくや』ホ37
『たしまもり とこよにゆけよ わかおもふ くにとこたちの みよのはな』ホ37
『これゑんと はるかにゆきし とこよとは かみのかくれの およひなき』ホ37
『きのくにに かみまつらんと うらなえは ゆくはよからす みゆきやめ』ホ38
『よほきさらもち みのにゆく とみらもふさく よきめあり』ホ38
『きしとへは たかよりのほる うちまろも うちみやにゆき ことほきす』ホ38
ゆくうつきみか くまのかた おさくまつひこ ゑとおめす』ホ38
『さつきはつひに ふねはせて ゆくやつしろえ ひのくれて』ホ38
『たこゐなき ちちかいなきお ひきつれて したかひゆけは』ホ38
『こうすみこ しはすにゆきて くまそらか くにのさかしら うかかえは』ホ38
『あしきいきふき みちゆくも わさはひもとむ あふれもの』ホ38
ゆくにさわらす せめはかつ すなはちしれり みはわかこ まことはかみの』ホ39
『いまもまた みたまによりて ふゆおかり あたのさかいに ゆきのそみ』ホ39
『きみはけにとや ゆきもとむ あたのおやきて あさむけは』ホ39
『たけひまたゆく ひたかみの みちのくにつく さをしかと』ホ39
『しほつをきなか これゆきて むけさらんやと すすむゆえ』ホ39
『ををんかみ かしまのかみに みことのり ゆきてうつへし そのこたえ』ホ39
『きみそりにめし ゆきいたる さかむのたちに いりませは』ホ39
『おひわけに きひたけひこは こしちゆく くにさかしらお みせしむる』ホ39
『かけはしつたひ むまゆかす くもわけあゆみ うえつかれ』ホ39
『むらしもうさく とみゆきて ゑかきうつさん きみゑゑす』ホ40
ゆくすくみちに いふきかみ をおろちなして よこたわる』ホ40
『ふみこえゆけは いふきかみ つららふらして かおうはふ』ホ40
『しいてしのきて おしあゆみ わつかいてゆく こころゑひ』ホ40
『いささかに なくさみゆけと あしいたみ みゑにまかれは みゑむらそ』
ホ40
『ひとなるのちに くまそまた そむけはこうす ひとりゆきホ40
『ひしろよそよほ やよひそひ たそかれよりそ みこしゆきホ40
『みをすえは きぬふたなかれ よたけやた みこみをすえに すかりゆくホ40
『いわひさをしか とみそふり つきみゆきもり もろつかひ みなおくりゆくホ40
『まちおれと よらてゆきます ちちくやみ いままたきます きみのかみ』ホ40
『かみはひと ひとすなほにて ほつまゆく まことかみなり』ホ40
『あつまちえ ゆけはさかむに みあえなす ましてしおかみ』ホ40
『そのあちお とくとゑされは みちのくお ゆきたかふかと おそるのみなり』ミ序
『そらなるものは ちちきけと みのみはしらお ゆきぬけて』ミ1
『もちこのすけと はやこうち あちことみたり はやゆけと まないのはらの みやつかえ』ホ6
『みなかぬし あきりにのりて やもにゆき ひつきのみちお ゆつりはに』ミ6
『ものはらの ほこにもとつき やわらきて よこもすなほに なかれゆくなり』フもはら
『をやまとの みちはすなおに いつわらて ひとのことのは にゑにゆくなり』フをやま

 
変態:「いく(往く)」「おく(送く)」「あく(明く)」「うく(動く)」「ふく(振く)」「まく(巻く)
派生語:「ゆきあふ(行き会う)」「ゆきかふ(行き交う)」「ゆきき(往き来)」「みゆき(御幸/神逝)」「ゆけ(遊戯)

 
 
 
【行く・(活く・生く・熟く・斎く・幸く)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・進展する・栄る・熟れる・優れる・至る」

『ここさわゆくや ひめおとり むらくもたひや ほたるひの わらひあさけり』ホ8

 
変態:「あく(上ぐ)」「いく(行く)」「うく(浮く)」「やく(焼く)
派生語:「ゆき(幸)

 
 

【(忌く・賤く・卑く・弱く・冷く)】
E: 負の方向に離れる/離す。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」

変態:「ひく(退く)
派生語:「ゆき(雪)」「みゆき(み雪)

 

09/12/27

  

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