ムラジ・ツリ

→ 語義
  

連。
コトシロヌシとともにオオモノヌシを補佐する役職で、副モノノベ・ソエモノヌシ・ソエモノともいう。

神武天皇がタカクラシタ大連の称号を授けて以降は、連といえばタカクラシタの子孫(尾張)を指すようになったように思う。実際に連として登場するのは大連のタカクラシタと尾張連(乎止与命)だけである。
  

オホナムチ 応え 問わんと ミホサキの 雉子の イナセハギ の応えを 問ふ時に コトシロヌシが 笑す顔』10文
物 ら 常の衣ぞ 喪は九の固機23文
モノノベを 八百人束ぬる 主はこれ オオモノヌシや 副えムラジ  コトシロヌシと 助けしむ』23文
『副えの二人は 綜と替更り オオモノヌシは 機の主 故 清汚を算む』23文
ヲコのミタマの 尊は元 日輪分身の 言宣も "上に継ぐ" とて コモリ尊
23文
『"上に継ぐ" とて コモリ尊 副モノノベは トマミなり コトシロヌシは ツミハなり』
23文
モノヌシは 供なす故に ミゾクイを 副モノヌシと ハラの守り』25文
オオモノヌシは タガ殿に 根の国 治め オオタをば 日向代殿 副モノと』28文
纏向の 日代の暦 四十一年春 ヤマトタケ君 木曾路より 到る尾張の タケトメが 孫のの 家に入る』40文
『天の寝せは コトシロヌシ(クシヒコ)が 美保連り[釣] 清かの 禊なすまで』フ008

  

  

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