【(現す)・映す・写す・移す・遷す】
A:
合わす。匹敵させる。擬える。真似る。コピーする。現す。顕にする。
| 『をさむゐつよの みむすひの ゐみなたまきね もとあけお うつす』ホ4 『ひのはやひこに みことのり なんちくにゑお うつすへし』ホ6 『まふつなら かんかみんとて みかかみに うつせはふつく つはさあり』ホ8 『かけうつすとき むますたり ひとなるはみな たみとなる』ホ8 『うつすかかみに なおさると おろちとみつち かけあれは』ホ8 『しきあかた あなしうをかみ をしてそえ すゑてうつしひ かんをちそ』ホ8 『なけけはみうち もろめして まふつのかかみ うつさるる』ホ13 『かなさきは ひおうつします ゑをやとみ かたはうけもち』ホ191 『やなきあやなる はなかたは ゑかきまのりに あてうつし』ホ23 『ちよみくさ みはもにしみて さまうつす』ホ24 『やまうしろ のおほりつちお ここにあけ おおひのやまお うつすへし』ホ24 『ゐよのいふきは あめやまに うつしたおなす』ホ24 『あすかきみ かくやまうつし みやのなも はせかわほりて』ホ24 『あすかかは おおやますみは これうつし さかむのおのに あらたなし』ホ24 『とよたまの あゐみやいりと よろこひて あやにうつさせ おるにしき』ホ26 『たけこけて すつれはおえる またらたけ あやにうつして』ホ27 『ことにひひきて たえなれは このはおうつし ことつくる』ホ28 『なかすねひこは そのくらお ひそかにあけて うつしとる』ホ28 『いつへおつくり にふかわの うたにうつせる あさひはら』ホ29 『きりてもろひき まつろえは きみはもとより くにてるの まめおうつしみ』ホ29 『あめとみに かもおうつさせ みをやかみ まつるはりはら とりみやま』ホ30 『はらのみや なおなからえり わかねかひ うつしてひめと たのしまん』ホ40 『むらしもうさく とみゆきて ゑかきうつさん きみゑゑす』ホ40 『むらしくたりて さかおりの みやおくわしく ゑにうつし』ホ40 『ちちははらみの ゑおうつし みやこにのほり わかみやの』ホ40 『うみはかりなき ひとくさの ふつくにそたつ くしたまの のりもてうつす』ミ逸 |
C: 回す。替える。移動させる。
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『きみはみやこお うつさんと おもひかねして つくらしむ』ホ6 『やまとやすみや ひきうつし あめやすかわの ひるこひめ』ホ6 『ひたかみの みくらのあとに またみやこ うつしてなつく たかのこふ』ホ11 『きみはこそ つほおしたひて みゆきなる たかのみやこお ひきうつし』ホ11 『くまのなる あすかうつせは よきためし すてにきわまる』ホ20 『もろはかり ついにうつして あすかかわ くるわにほりて みそきなすかな』ホ20 『をこぬしほかの きにうつし つくろひなりて またもとす』ホ21 『しるしはうろこ みつにやま うつしてかえす みつやまの たいはこれなり』ホ25 『いまやふるれは つくりかえ みつほのみやお うつしゐて つねおかまんと』ホ27 『たかのふるみや つくりかえ みやこうつせは あにつきて わのふたかみそ』ホ27 『みこかもひとは ひつきうけ みつほおうつす たかのみや』ホ28 『せおりつひめと ををんかみ みやうつさんと みもかわに あのほるちゑて』ホ28 『みやこうつさん くにみよと みことおうけて めくりみる』ホ29 『にいみやこ うつしきさらき そひにたつ あめとよつひめ うちつみや』ホ31 『かたきわきかみ ゐけこころ みやこうつして はつとしに』ホ31 『こそしはす よかにくろたの いほとみや うつしてことし はつこよみ』ホ32 『いつあさまみこ やますみの よかみうつして やすかわら』ホ32 『さほひめお うちみやにたつ にいみやこ うつすまきむき たまきみや』ホ35 『みたまけかつき いゐのより いそへにうつし しつめます』ホ36 『ちつるきうつす いそのかみ かみかかすかの いちかわに つけおさめしむ』ホ37 『わかやそものへ そふつかさ ゐものにうつし つかえしむ』ホ38 『きみはみやこお くにのさに うつすはやたみ ううくため』ミ5 『あまかみまねく みはしらき にこころうつす うつわもの』ミ10 |
「うつ(打つ／復つ)」＋「す(為る)」の合成による他動詞化。
ここでは「A:
合わす・匹敵させる」、また「C:
回す・行き来させる」などの意。
変態：「わたす(渡す)」
派生語：「ひきうつす(引き移す)」「うつしひ(写し日)」
10/01/02
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