ところ  トコロ  tokoro

  

【所・処】
1.空間・時間における場所。位置。
2.分割したものの一。区分。区画。方向。方策。

『かくひおつみて みたまいる かとはちりけの あやところホ4
『よのくまなせは ははのみに すてところなき よのくまお』ホ5
ところおさると さすらふと ましはりさると いのちさる』ホ7
『とかあやまちも ふためとの かしこところの ひきつりに』ホ8
『このところ ほかえはゆかし そむかしと いえはたすけて たちかえり』ホ10
『めはよにすめる ところゑす うましみやひの ゑいにおれ』ホ13
『このみちお まなふところは かんかせの いせのくになり』ホ13
『あめつちひとの みるところ あめのみつけは ひとにつく』ホ17
『このみつに つけあらはれて ををやけの つみまぬかるる ところなし』ホ17
『なかつはしらの ねおかかえ またよところの もりもかね ともにまもれよ』ホ21
『ひめもすに みやのうてなの くろところ なかつはしらの ねにすみて』ホ22
みところに すわかみあえは すはしりて さかおりみやに いりまして』ホ24
『またやまかけも みめくりて ところところに いせきなし』ホ25
『まなゐにちきる あさひみや おなしところと のたまえは』ホ28
『ゐせのみちうく かんとみの つかふかみらか はへるゆえ うちはへところホ28
『みちをみは のそみのままに つきさかと くめのところお たまふなり』ホ30
『ひほこもふさく すむところ ゆるしたまはは めくりみん』ホ35
『よきみやところ さにありと わかこおやれは ゐすすかわ』ホ36
『みこゐそきねと たりひこと のそむところお もふすへし』ホ37
『のみのすくねお あつくほめ かたしところお たまわりて はしのつかさそ』ホ37
『かれかみまつる はもたかま すかのところは これにくらへん』ミ6

 
とこ(処方・所)」と同義語「ころ(頃)」の合成。
ここでは「分割・刻み・限り・区分・区切り」などの意。

変態:「とこ(所)」「ころ(頃)」「とき(時)

 
 

【野老】
連なり。続き。蔓。(繁茂の物実)

『まかりかやくり うなところ かくいもかしら しむのより』ミ7
ところたちはな ゐもかしら しむのふしゑは たるむつみ』ミ9

 
「とこる」の名詞化。
「とこる」は「とく(常く/研く)」と同義語「こる(交る/上る)」の合成。
ここでは「A: 合う・連なる・続く」、またその結果「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

類語:「つる(蔓)」「かた(葛)」「かつら(葛・蔓)」「つつら(葛)

  

10/03/11

  

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