【(連・綴)・蔓・葛】【津頬】
1.連なって伸びるもの。蔓。
●太刀の柄に重ね巻くもの。柄巻。
『やくもたつ いつもたけるか はけるたち つつらさわまき あわれさひなし』ホ34 |
2.葛の蔓のように折れ曲がるさま。
『たかくあかたの ふなわたし たまきなむらの つちくもの つつらおころし』ホ38 『しなのきそちは やまたかく たにかすかにて つつらおり』ホ39 |
「つつる(連る・綴る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・連なる・続く・重なる」、またその結果「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
類語:「かた(葛)」「くす(葛・国栖)」「かつ(葛)」「かと(葛・角)」「こせ(巨勢・居勢・御所)」「かつら(葛・蔓・桂)」
10/01/13
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