たね  タネ  tane

  

【種・胤】
1.添える物。植える物。具える物。具。素材。物実

たねはたね うむすきさかめ まめすめらの そろはもはめそ むしもみなしむ』ホ1
『まとみちの とほらぬまえの あしひきの まくらことはは うたのたねホ5
『あしひきはやま ほのほのは あけぬはたまは よるのたねホ5
『はたれやふるの ましないの たねおもとめて さつけます』ホ8
『ひとなるまては たすけおき ひとさかしれは かみのたねホ8
『きみはみそきの さくなたり はたれゐとふの たねおゑて みよをさまれと』
ホ9
たねふくろ つちはつちかふ をんたから うゑたすかても くらにみつ』ホ9
『もとあけの よそこのたねの なかみくら』ホ14
『もとつかみ そのたえもりか たねくたし ものとたましゐ ゆひやわす』ホ14
こたねうること さたまると ちたひうやまふ のとことそこれ』
ホ14
『うけもちの かみかうけなお あにこゑは ひようるたねお わにくたす』ホ15
『つきよみやりて うるそたね ゑんといたれは まるやにて』ホ15
『よるなみに はゆるなろなは はたのたねホ15
『たましゐまよひ くるしみて けもののたねお あいもとむ』ホ15
『むそよめくりに きわまりて みめくりすへて ちやそなり ついにたねなるホ16
『くにかみなとは たみのため こころつくして あふらへり こたねまれなり』ホ16
『まつしきは およはぬとみお うらやみて うらみのあたに たねほろふ』ホ16
『もしあやまれは たねたちて みとかめあれと』ホ16
『このあわや のとよりひひく はにのこえ くにおしらする たねなれは』ホ23
『ひらはのおたは みつたえす たかたはあめの ふらぬとし たねおほろほす』ホ24
『あかつちかみに これをしゑ ひすきのたねお うゑさしむ』ホ25
『ときにあまきみ われおもふ そみすすをいて たねあらし』ホ27
『かれちゑのとし たねうゑて あくれははゆる まさかきお』ホ28
『ゐもとせまえに やけうせし たねもふたたひ なるしるし』ホ32
『きさらきは めをほほやわし きさしおふ たねかしまつる いなるかみ』ミ7
『たみなわしろに たねおまく やよいなかより かけろいて なえおいそたつ』ミ7
『いのよろの たねはよわきも なかはしら もろもつくみも いよろなるへし』フいよろ
『もちりなる はなはよつきの たねまてと わさもうすくて もめやちるらん』フもちり

2.続き。連なり。後継。系統。血統。末裔。 =つるき(連ぎ)

『こおもてよ もしつまうます たねたえは めかけめおきて たねなせよ』ホ13
『ここなひつきの みたねゆえ くえはめのたま あきらかに』ホ15
『みなかぬし やおもにうめる ひとはほし ほしはたねなす みをやかみ』ホ18
『しかしまた つよきよはきも たねにより けいろにわかつ よしあしも』ホ192
あたたねならは はなしほめ まさたねならは うむときに さけとちかひて』ホ24
『いまよりあらは つみひとそ わかこもひとは あめのたねホ32
『ほねはたのたね ししはらに うまれひつきの うるほいに ひとなりそなふ』ミ1
『いのはらの みはたねはらむ ひたちをひ おひぬつるきの たからふるなり』フいはら

 
たぬ(留ぬ・連ぬ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・添える・具える・継ぐ・連なる」などの意。

変態:「たな(種・棚)」「つね(常)」「なえ(苗)
類語:「そなゑ(具え)」「はつこ(裔)」「ゑた(枝)」「えな(枝)

『ひうるにはゆる うるのそは うるたのそなゑ よるなみに はゆるなろなは はたのたねホ15

  

10/06/19

  

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