【恐る・畏る・(遅る)】
E: 負の方向に離れる。「下る・勢いを失う・遅れる・劣る・従う」
『おそりめくりて みつきには みそことなれは みかやすむ』ホ16 『おとしきおちて かたちかえ かみのいとうに われおそる』ホ29 |
●(心が)負の方向に離れる。気後れする。気が引ける。
『そさのをは いわおけちらし なおいかる きみおそれまし』ホ7 『そさのをいわく なおそれそ むかしねのくに ゆけとあり』ホ7 『いかておそれん かんちから はらいのそかは おのつから』ホ8 『わかひこか むねにあたりて うせにしお かえしやおそる もとおりや』ホ10 『みかつちか とらへてなくる あしかひの おそれてにくる しなのうみ』ホ10 『きみめすおそれ たたされて かるるかなしさ』ホ17 『おそれはまとひ あらためて まめなることし』ホ17 『たみらおそれて これつける ものぬしとえは こたえいふ』ホ21 『みつかきお なおすたくみら うつろゐの やしろきあれは おそるるお』ホ21 『おそるるは なつみときれは こたねたつ けにつつしめよ』ホ23 『いきみにちかく かれうとし もしあやまるや おそるなり』ホ23 『かのつるき かれみおこのみ いきおそる これそをさむる たからもの』ホ23 『とものやそかみ おそるれは みまこうすめに みことのり』ホ24 『なんちよおすて みちかくや ひめはおそれて かかねとも』ホ26 『こふにまかせん たけつみは こふはおそるる あめのまま』ホ27 『またとふなんち たおすつや ほろしていわく ちはすてす うゆおおそれて』ホ28 『いせのとかくし はせかえり なんちはおそる これいかん』ホ28 『ものぬしか うたんとすれは ゐつせみこ おそれたかより ゆくつくし』ホ30 『のちふりね かえてゐいりね せめいわく いくかもまたて なとおそる』ホ34 『ふりねうたれて いつもおみ おそれてかみの まつりせす』ホ34 『つけさるときは かたむけん おそれかなしみ ちのなんた』ホ35 『もろうたは くもらおそれて かくれんと つはきおとりて つちとなし』ホ38 『いましあに しいてやらんや おそるるの あまりとみのお まもらしむ』ホ39 『しまつのかみは あらかしめ いさわにおそれ ゆみやすて』ホ39 『そのあちお とくとゑされは みちのくお ゆきたかふかと おそるのみなり』ミ序 『ふのおれは あめのたたりの こほりふむ ことのはしめも ふみやおそれん』フふおれ 『へのおれは まつりみたるる うはなりに よこしとつれは たみもおそれよ』フへおれ 『すのおれは けかれおとかむ みのやみも ほつまにあくる にけやおそれん』フすおれ |
●(相対的に他方を) 高める。尊ぶ。畏む。もったいなく思う。
『ふたかみおそれ わかみやに むへそたてしと あめにあけ』ホ4 『てれはめすとも いくたひも おそれてのちは うらみなし つつしみはこれ』ホ16 『なすゆえしらす あめのはお きるもおそれて くちんとす』ホ16 『つねにおそれよ ひのめくり ひるはひとかも あきらかて』ホ17 『おそれてももか ものいみし みきめひとつて ねるつるき』ホ23 『ときにくしひこ おそれふし しはしこたえす』ホ23 『こやねまた なふかおそれそ うけたまえ われわかけれと』ホ23 『ややいつおそれ やすからす あまてるかみは かさぬひに』ホ33 『おそれみちゑよ うちみやは きみははのこお めくむのりかな』ホ36 『くしひるお まことにおそれ おかみさる おほまとのより みやうつし』ホ40 『これたてまつる みわのとみ すゑとしおそれ つつしみてそむ』ホ40 『たらちねかみわ おそれまし あわのみやにわ そたてしと』ミ逸 『をのゆんの まつりやにわに おそるれと うまよりことの たみおひくなり』フをゆん |
「おす(乙す)」と同義語「そる(退る)」の合成。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「ほそる(細る)」「おとる(劣る)」
類語:「かしこむ(畏む)」「おつ(怖づ・落つ)」「おくる(後る・遅る)」「もくる(潜る)」
派生語:「おそろし(恐ろし)」
【(推そる・虞る)】
D:
正の方向に離れる。先行する。予期する。
「おす(推す)」と同義語「そる(聳る・早る)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・はやる・先行する」などの意。
派生語:「おそれ(虞)」
【(推そる・虞る)】
D:
正の方向に離れる。先行する。予期する。
「おす(推す)」と同義語「そる(聳る・早る)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・はやる・先行する」などの意。
派生語:「おそれ(虞)」
【(惜そる)】
A:
合わす。親しむ。好む。慕う。愛でる。
『いのそのは やなきさくらの ことよりも かすみにももの はなやおそらん』フいその |
「おす(和す・惜す)」と同義語「そる(添る)」の合成。
ここでは「A: 合わす・好む・慕う・愛でる」などの意。
類語:「おしむ(惜しむ)」
11/01/17
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