ツキスミ

→ 語義
  

筑紫 (尽州・究州)。
九州地区。 =ツクシ
  

■その昔、アメカガミヒタカミから下ってツキスミを治め始める。つまりツキスミは当初はヒタカミ系。シホカマオシホミミの時代にヒタカミに現れるのはこの辺りに原因があるのか。
ツツヲ族ワタスミ族はアメカガミの末裔 (ヒタカミ系) なのかも知れない。後にヲウミアツミ族がツキスミに移動してその支配に参加、イサナキの時代にアツミ族の枝姓であるカナサキアツミムナカタ等が中央からの委任を受けてツキスミ全土を統括するようになったのではないかと推測している。
  

『六代の嗣 オモタルの尊 カシコネと 八方を恵りて 民を治す ヲウミ安曇の 中柱 東はヤマト ヒタカミも』2文
『西はツキスミ 葦原も 南 阿波・ソサ 北はの ヤマトサホコの チタルまで 及べど 百万年 嗣子なく』
2文
『この二柱 生む殿は アマのハラミと ツクバ山 淡路 ツキスミ 隈野なりけり』3文
ツキスミは シマツヒコより 七代 統む 今カナサキの 枝姓 ムナカタアツミ 助けしむ』6文
時にツキスミ オオクマト 秀つ馬 青駒 奉る』
19-2文
『ひめもすに 月 澄む迄も 実を尽し 三年に指絵 ほぼ成りて 造り行い 治めしむ』25文
『西はヤスカワ オモイカネ 御使人分けて 突国は ツキヨミ治む シラヤマは ツキスミは スミヨロシ28文
ツキスミの シガの尊が 兄弟の神 "" よりの宣の 故を問ふ 故にトヨケの "嘗事" ぞ』ミ7文

  

  

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