【(留・伴)】
伴。(日に)継ぐもの。月。
『わかくしまとと とよまとと つねにまもりて とりおかふ』ホ21 『かとはくしとよ いわまとの かみのゆきすき すきとほる』ミ8 |
「とゆ(留ゆ)」の名詞化。
ここでは「A:
合わす・まとめる・付く・継ぐ」などの意。
変態:「とへ(戸畔)」「とめ(留め)」「とみ(臣)」「とも(伴)」
【(訪・響)・樋】
1.配り。響き渡るさま。八方に影響するさま。八方の中心。中央。
『やものよつきは とよくんぬ あめよりみつの わさおわけ』ホ2 『たかみむすひの ゐつよかみ いみなたまきね とようけの』ホ2 『このみつお ぬのもてつくる やとよはた やすみにたてて きみとなる』ホ4 『つつしみて あまのこやねか もともりお こへはまたとよ みことのり』ホ17 『とよあしはらの ちゐもあき みつほのたあり なんちゆき』ホ23 『やつみねに ゐゆきたえねは よよのなも とよゐゆきやま』ホ24 『これをして とよへるはたの つつねにそなせ』ホ27 『とよのあかりの いろもよし いさともかみは くたります』ホ33 『きしにあかりて なにむらと とえはやつしろ とよむらの』ホ38 |
2.(四方に) めぐらす者。配置する者。派遣する者。各地を治める守/臣。
『ひとはによたり みちふもり これあしはらの とよのかす』ホ23 |
「とゆ(訪ゆ・回ゆ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る・行き来する・伝わる・響く・渡る」などの意。
変態:「とひ(訪い・樋)」「とよ(樋)」
派生語:「とようけ(響受け)」「やとよ(八響)」
【豊・(尊)】
正の方向に離れる/離すさま。「上げる・尊ぶ・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・中心に置く・至す」さま
『たのしにきはふ とよのくに みそふのあかた みなはやる』ホ25 |
●豊の国。
『とよにきはひて むよろとし へてもあそくに またこえす』ホ25 『とよのなおりの あかたなる みそふのぬしも のりおうく』ホ31 『もろくれは ふつくころしつ みゆきして とよのなかおに かりみやこ』ホ38 |
「とゆ(逹ゆ・富ゆ・尊ゆ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「とみ(富)」
【(疾)】
正の方向に離れるさま。 先行するさま。
『はてつみは きみにもふさく わかことて とよつみひこと とよたまめ』ホ25 |
「とゆ(疾ゆ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・速まる・先行する」などの意。
類語:「とこ(疾)」
【とよ・(留・等)】
合うさま。当たるさま。当然。もちろん。
『もろおとろきて ととむれは いやとよわれは たみのため にかきおはみて』ホ28 |
「とゆ(留ゆ・等ゆ)」の名詞化。
ここでは「A:
合う・当たる・匹敵する」などの意。
変態:「とも(いいとも)」
10/01/06
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】