オロチ

→ 語義
  

愚霊。蛇。

  1. 愚霊。劣る霊。
    (1) 人間の曲りや拗け (恨み・妬み) が、生き霊に転じたもの。怨霊。 ≒イソラハハ
    (2) それが憑いて化けた生き物。  ≒ハタレ
  2. (1の物実) 曲りくねるもの。下を這うもの。蛇。

  
  
さすらなす  二流離姫 憤り ヒカハに怒り 成る愚霊 弥に蟠り コクミらも  番えてシムを 奪ひ蝕む7文
『ついに愚霊に 舐められて 法の崩るる 節々に ハタレのモノの 蠢めきて 障いの声の 恐ろしく』8文
オロチの シムミチや ハルナハハミチ ヰソラミチ 三人るキクミチ ヰツナミチ 鳴神もとむ アヱノミチ8文
ハタレシムミチ 為す術に 山川あぶれ 大蛇が 炎を吐きて 驚かす』8文
シムミチも ヰソラヰツナも 霊(血)を抜きて オシテに誓ひ 潮 浴びて 写す鏡に なお猿と 蛟竜 影 あれば』8文
八岐頭の 蛇 来て  八槽の酒を 飲み酔いて 眠るを 寸に斬る 蝕霊が穢避きに 剣あり  蝕霊放隈の 名にし負ふ』9文

『打ち連れ 宿る サタの宮 法を定めて ハタレ根も シラヒトコクミ オロチらも 討ち治めたる』9文

『六筋の琴は 酔ひ眠る 愚霊に六つの 弓かけて 八雲打ちとぞ 名付くなり』9文
葛・蕗・奏 茗荷・飯・領巾 これも手立の 名にし負ふ』9文
『妬むその 一万三千 群れて鱗の 愚霊 成す』16文
『女は一途に 思えども 妬み煩ふ 胸の火が 愚霊と成りて 子種噛む 障り除かん 代嗣文16文

『これオロチあり 国守の 姫を呑む故 皆 焼けば  逃げてヒカワに 斬られける 然れど山は 禿なり』25文
イトウ神 善きを知る名ぞ 愚霊なる 恥に自ら さすらひて 慈愛を知れば オオナムチ 一姫を娶る』28文
二愚霊 姫に生まれて  召せば モチ御子生み 典侍となる ハヤ生み 内局28文
アカツチが 弟君に 因むをば ハヤ愚霊に 噛み殺す 弟アシナヅが 姫を乞えば 七姫までは 噛み食らふ』28文
夢覚めて 宣給ふは "いま我が夢に 色 首に纏えて 騒の雨 面 濡らすは 何の清汚"』35文
『これソサノヲの オロチをば 連りヤスカタ 神となし ハヤスヒ姫も アシナヅチ 七姫 祭る 例し以て』39文
『行き過ぐ道に イフキ神 大 成して 横たわる』40文
『妹転の 愚霊が凝りの 姫 噛むを 断つトガクシの 僻み 直るかな』フ025
『忌の連は ハヤコヲロチ 祭られて 生るイワナガも 操 堕ちつる』フ030

 

 

フタオロチ

→ 語義
 

二愚霊。
セオリツ姫に対する妬みを原因として、その心が愚霊に転じてしまった、モチコハヤコを言う。
またそれぞれ「モチ愚霊」と「ハヤコが愚霊」と呼ばれる。
 

さすらなす  二流離姫 憤り ヒカハに怒り 成る愚霊 弥に蟠り コクミらも  番えてシムを 奪ひ蝕む7文
『打ち連れ 宿る サタの宮 法を定めて ハタレ根も シラヒトコクミ オロチらも 討ち治めたる』9文
イトウ神 善きを知る名ぞ 愚霊なる 恥に自ら さすらひて 慈愛を知れば オオナムチ 一姫を娶る』28文
二愚霊 姫に生まれて  召せば モチ御子生み 典侍となる ハヤ生み 内局28文
アカツチが 弟君に 因むをば ハヤが愚霊に 噛み殺す 弟アシナヅが 姫を乞えば 七姫までは 噛み食らふ28文
『これソサノヲの オロチをば 連りヤスカタ 神となし ハヤスヒ姫も アシナヅチ 七姫祭る 例し以て』39文
『妹転の 愚霊が凝りの 姫 噛むを 断つトガクシの 僻み 直るかな』フ025
『忌の連は ハヤコヲロチ 祭られて 生るイワナガも 操 堕ちつる』フ030

  

  

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