サスラ

→ 語義
  

流離。

それるさま。外れるさま。曲るさま。異常。

根の国の 姉姫 流離や  流離』ミ逸文
『布に和うは 穢なき紅花の 梅の花 流離・病も 布にぞ脱ひける』フ037
『天 戻る 重きもシムの 半ば減り "交り去る" と 空かさ天男 八方 這い回む 下民の 流離遣らひき』7文
余れば告げる モノヌシの 糺し明して 二百の汚は 隅に流離す23文

  

  

サスラフ・サスラナス

→ さすらふさすらなす
  

流離ふ。流離なす。
(他へ)離れる。それる。ずれる。外れる。曲る。

『天回り 三百六十度を 経矛法 "所を去る" と "さすらふ" と "交り 去る"と "命 去る"』7文
シラヒトコクミ この祝 半ば清を得て "さすらひ" の ヒカワに遣るを マスヒトの 我が臣となす』7文
さすらなす  二流離姫 憤り ヒカハに怒り 成る愚霊 弥に蟠り コクミらも  番えてシムを 奪ひ蝕む7文
人成りて オキツ島 サカムヱノ島 イツク島 己からさすらふ7文

イトウ神 善きを知る名ぞ 愚霊なる 恥に自ら さすらひて 慈愛を知れば オオナムチ 一姫を娶る』28文
セオリツ 御后に なるをモチコが 殺さんと 妬めばハヤは を退い 弟君 媚えど 露れて 共にさすらふ28文
『昔さすらい 琴を弾く 時に霰の 芒打つ 異に響きて 妙なれば この映を写し 琴造る 名もイスキ打ち28文

 

 

サスラヒ

→ 語義
 

流離ひ。
(他へ) 離れること。それること。ずれること。外れること。曲ること。

  

  

サスラヲ

→ 語義
  

流離男。
曲り外れた男。ソサノヲを指す。
  

『"流離男は 御言を承けて に行かん にまみゆる 暫し" とて 許せば 上る ヤスカワ方 文轟きて 鳴り動く』7文
は本より 流離男が 粗るるを知れば 驚きて "の来るは 清はあらじ 国 奪ふらん』7文
流離男の 翳のミヤビの 誤ちを 晴らして後に 帰ります』7文
『あらかねの 地に堕ちたる 流離男の 雨の虞れの 蓑・笠も 脱がで休まん』9文
『しばし考ふ ニギハヤヒ "流離男 寄す" と  お猛びて また一言交も "から" と  軍を退けば 御方笑む』29文

  

  

サスラヒメ

  
流離姫。 
曲り外れた姫。モチコハヤコを指す。 
  

★『延喜式祝詞 大祓詞(おおはらえのことば)』 
佐久那太理(さくなだり) に落ちたぎつ速川(はやかは) の瀬に坐(ま) 瀬織津比売(せおりつひめ) と云ふ神、大海原に持ち出でなむ。如此(かく) 持ち出で往なば、荒塩(あらしほ) の塩の八百道(やおぢ) の八塩道(やしほぢ) 塩の八百会(やほあひ) に坐す速開都比売(はやあきつひめ) と云ふ神、持ち可可呑(かかの) みてむ。如此可可呑みてば、気吹戸(いぶきど) に坐す気吹戸主(いぶきどぬし) と云ふ神、根国 底之国(ねのくに そこのくに) に気吹(いぶ) き放ちてむ。如此気吹(かくいぶ) き放ちてば、根国 底之国に坐す速佐須良比売(はやさすらひめ) と云ふ神、持ち速佐須良比(さすらひ) 失ひてむ。
  

さすらなす  二流離姫 憤り ヒカハに怒り 成る愚霊 弥に蟠り コクミらも  番えてシムを 奪ひ蝕む7文

 

 

サスラテ

→ 語義

流離手。
曲り外れた人。 =ハタレ
 

流離手も ハタレも放来 満つ足らず カカンなすかも 手立尽き 故ノンテンも あに効かず 日月と我は 天下照らすさ』8文

  

  

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