たた  タタ  tata

  

【直・正】【唯・只】【徒・常】
1.隔たりがないさま。近いさま。直接なさま。直ぐなさま。他にそれないさま。ひたすら。
2.通り一遍なさま。素通りなさま。他に何もないさま。唯一。たった。

『いまのよは たたふよろとし いきなるる』ホ1
『ことなふたもつ くしひるそ たたやわらきお てたてなり』ホ8
『あまさかる ひなつめのいは たたせとひ しかはかたふち』ホ10
『あにたたひとり ふつぬしか まさりてわれは まさらんや』ホ10
『さにあらす たたにつくれは かれきなり みたまあれはそ』ホ12
『そのわさに うめるたからお たたこひて くらふいぬこそ あのつみよ』ホ13
『そのときかみは にこゑみて またはなとるな たたこころ しつめてきけよ』ホ17
『ふるゑたた ゆらゆらふるゑ かくなせは すてにまかるも よみかえる』ホ20
たたひとり つれてしはらく ここにあり つくしのたみお おもふはかりそ』ホ25
『たまよりは もまつりなして たたひとり わけつちかみに またもふて』ホ27
『たきしみこ すすみこたえて にやおとめ たたにあはんと わかさめるとめ』ホ31
『きみこのゆめお かんかえて あにかゆめたた ひかしむき ほつまをさめよ』ホ34
『きみうまれつき たたなおく こころほつまに おこりなく』ホ35
たたそこなふは はなたれか みたりまたかり なおかりて』ホ38
『けむひせは たたみこおもえ くのやまの しらかしかゑお うすにさせこのこ』ホ38
『にしはことなく たたきひの あなとなみはの かしはたり』ホ38
『おわすれと たたにむかえる ひとつまつ あはれひとまつ』ホ40
『かたちとつとめ みちとみと よつのをしえも たたひとち』ミ1
『たらちねかみわ たたひとり ゐもをせかみの ひおうみて』ミ逸
『をのむくは ほことかかみお あらかしめ むかうあたなく たたにをさまる』フをむく

 
たつ(立つ・閉つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・それない・曲がらない・直ぐである」などの意。

変態:「たった」「つつ(抜け)」
類語:「すく(直ぐ)」「しか(直)」「ひた(直)」「ひと(一)」「まま(儘)
派生語:「たたし(正し)

 
 

【(立・逹・足)】【たた(母の異称)】
正の方向に離す者。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」者
●子を育て上げる者。養育者。

『またたたは はるのそらねお はにあみて いたくにたれは たたといふ』ホ16
『ちちははあめお はにあみて つらなるみやひ ててたたよ』ホ16

 
たつ(立つ)」の名詞化。

ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意となる。
ほつまつたゑ16文では『そらねお あみて は たたといふ』と説明されている。

類語:「はは(母)」「かか」「おたたさま(御母様)

【たた】  −広辞苑より−
1.父。
2.母または主婦。特に、生魚の行商をする漁師の妻。
3.自分を卑下していう語。おれ。

  

10/01/14

  

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