ほむ  ホム  homu

  

【踏む・(和む・捕む・惚む・欲む)】
A: 合う/合わす。収まる/収める。締まる/締める。結ぶ。

変態:「はむ(食む・嵌む)」「はふ(侍ぶ)」「ふむ(踏む)」「ほる(惚る・欲る)
派生語:「しほむ(萎む)」「つほむ(窄む)

 
 

【(放む)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。

変態:「はぬ(刎ぬ)」「ひぬ(捻ぬ)」「ひる(簸る)」「ふる(狂る)」「ほる(放る・彫る)

 
 

【(秀む・穂む)・誉む・褒む】
D: 正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」

『さかふはきりつ まつらふは ほめてもろかみ ひきいつつ』ホ10
『あめのみをやは これおほめ なんちはふこの いさおしは もろにすきたり』ホ12
『そのときに しほかまはしめ もろほめて』ホ12
『つつまやか みちをしゆれは ををんかみ ほめてたまわる かまとかみ』ホ13
『すてにまえ のりおあやまる ますひとの ほめすきねちけ』
ホ17
『むちおのかるる はやききお ほめよろこへは すきねちけ はたれとなるそ』ホ17
『かねりおほめて たまふなは あまめひとつの かみとなる』ホ23
『さるたおほめて みおのかみ このむうすめお たまわりて そのなあらわす』ホ24
『ももくさあれと はらみのみ ことまさるゆえ みくさほめ はらみやまなり』ホ24
『みつやまの たいはこれなり くちはいむ あかめおほめて よとひめと』ホ25
『そよすすの よわひうかわの みやほめて しらひけかみと なおたまふ』ホ26
『ひとりおさむる おおなむち みつからほめて あしのねさ』ホ27
『あのみちまもる ひともなし もろともほむる かみもなし』ホ27
『うらやみねしけ はけものか みつからほめて はたれきみ』ホ28
『ををんかみ ほめてみまこは あまかみの あらはるいつと』ホ30
『たかくらほめて くにもりと をしてたまわる やひこかみ』ホ31
『あすそふかあさ すわはふり はらやまのゑお たてまつる きみこれおほむホ32
『やつなたか いさおしほめて たまふなは たけひむけひこ』ホ35
『きみいわく とりゑはほめん ゆかわたな くくひとふかた おひたつね』ホ36
『みこもてあそひ ものいえは ゆかわおほめて とりとりへ かはねたまわる』ホ36
『のみのすくねお あつくほめ かたしところお たまわりて はしのつかさそ』ホ37
『きみたのしめは わらんへか いろよきとりお ほめいわく いよかまはたよ』ホ37
『ときにすへらき くにむけの いさおしほめて たまものなしき』ホ38
『やまとたけ ひとほしほめて たけたむら ほかははなふり』ホ39
『たけひおは ゆきへおかねて かひするか ふたくにかみと ことおほむホ39
『いまたてまつる たまかさり ほめてたまわる むらのなも たまかわあふみ』ホ39
『ひとはかみ かみはひとなり なもほまれ みちたつのりの かみはひと』ホ40
『みかさふみ ささけたまふお みわのとみ みちほめいわく』ミ序

 
変態:「はゆ(映ゆ)」「ふゆ(殖ゆ)」「ふる(振る)」「ほゆ(吼ゆ)
派生語:「ほめは(褒衣)」「ほまれ(誉れ)」「ほほむ(含む)

 
 

【(蝕む・怖む)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」 

変態:「はむ(蝕む)」「ひる(干る)」「ふる(降る)」「へる(減る)」「ほる(恍る)」「おむ(怖む)

  

10/02/03

  

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