ほこ  ホコ  hoko

  

【(綻)・矛・戈・鉾】
1.離すもの。祓うもの。断つもの。 穢の祓いを象徴する物実。 =やゑかき(汚穢垣)
2.負の方向に離すもの。「低める・勢いを奪う・劣らす・縮小する・静める・果てさす」もの
 ●警察。懲戒。刑罰。

『あめつちの ひらけしときに ふたかみの とほこにをさむ』ホ序
『いましもちひて しらせとて ととほこたまふ』ホ2
『はなこきたれは ほこかくす みぬかほすれと うちにつけ』ホ7
『うすめらに ひかけおたすき ちまきほこホ7
『わかくさなきの このほこに ならしたまえと いひてさる』ホ10
『つるきのもとは あめのほこ くにとこたちの よにはまた』ホ23
ほこなきゆえは すなほにて のりおまもれは ほこいらす』ホ23
『かねりにほこお つくらせて ときものきれは よつきなし』ホ23
『とはをして ほこはさかほこ ふたかみは これおもちひて』ホ23
『またほこも たからのゆえは とのみちに くにをさむれと』ホ23
『ときほこふらは すみやかに とほらんものと つるきなす』ホ23
ほこもちひ ゐたひたたかひ みなころし ふそよをさむと』ホ31
『とよきもふさく みもろゑに きにむきやたひ ほこゆけし』ホ34
『いますてに しらきのあたに をさめゑす ほこおたつねて たみいきす』ホ34
『いつしこかたな いつしほこ ひかかみくまの ひもろけす いてあさのたち』ホ35
ほことりいのり おほかめお つけはなるいし これしるし うちのかめいし』ホ37
『もろおあつめて たけるとす ほこさきあたる ものあらす』ホ38
『ささひととかす さはなれは たみのいたみそ ほこからす むけんとあれは』ホ38
『ときにすへらき ほこおもち われきくゑみし むねしのき』ホ39
『みかかみは こやねにさつく かみのむね ほこのみなもと をこのかみ』ミ序
ほこのをきては みめくみに よこまほろほす はたのぬき』ミ1
『たまはたて ぬきはうるほす ほこもたて よこまほろほす ふたはしら』ミ3
『ものはらの ほこにもとつき やわらきて よこもすなほに なかれゆくなり』フもはら
『ものおれは ほこのひひきお おそれみて よそかおいわす みすきかすおれ』フもおれ

 ● 三種宝の一の八重垣の剣

『をのむくは ほことかかみお あらかしめ むかうあたなく たたにをさまる』フをむく

 
ほく(放く・解ぐ/惚く)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・払う・断つ」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「低める・勢いを奪う・劣らす・縮小する・静める・果てさす」などの意。
  

類語:「つち(槌)」「たち(太刀)」「つるき(剣)」「やゑかき(汚穢垣)

 
 

【(秀・祝・斎・果)】
D: 正の方向に離れるさま。「上がる・高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

『うすめらに ひかけおたすき ちまきほこホ7

D: 正の方向に離すさま。「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」さま
 ●成功。成就。慶賀。

『ふたかみは うきはしのゑに さくりうる ほこのしつくの おのころに』ホ2
『とほこもて さくるみほこの したたりか こりなるしまお おのころと』ホ18

 ●敬い・尊敬。またその物実。奉納物。

『こほやよひ もちのよゆめに かみのつけ かしきほこたて かみまつれ』ホ33

 
ほく(祝く・秀く)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
  

変態:「ほき(寿・祝)
類語:「ゆふ(斎・祝)

 

10/01/08

 

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