【(治・統/新・更)・白】
1.調うさま。直ぐなさま。反り曲り無きさま。清らかなさま。
2.改まったさま。新たなさま。
『おこないちかに なるころは しらはきそみて さくらいろ』ホ4 『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ ひすみにこたま』ホ4 『いみこやに みとせすすしろ しらひけも はしかみはみて あかそそけ』ホ15 『あるひまたいて みそきなす しらはのやきて のきにさす』ホ27 『けむひせは たたみこおもえ くのやまの しらかしかゑお うすにさせこのこ』ホ38 『むなしきからの しらいとり おひたつぬれは やまとくに』ホ40 『そこここに なすみささきの しらとりも つひにくもゐに とひあかる』ホ40 『のほののかふり さくみはも みたまけにいれ しらみこし』ホ40 『しらくもの かかるやみねの しらたまの あられふれとも あめはるる』ミ逸 『みつのしるしお しらぬのに やとよのはたの よよにたつ』ミ逸 |
「しる(治る・統る/更る・新る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・治まる・調う・直る」、また「C:
回る・還る・戻る・改まる」などの意。
【(領・代)・白】
治め。統べ。占め。支配。 支配されるもの。
『かもにていたる いかるかの みねよりとりの しらにはに』ホ20 『みちもののへら しらゐしに つるきおかみて ものぬしか』ホ23 『みねのみあえに なるしらか まえにいきはき くるしむる』ホ39 『かみのしらいぬ みちひきて みのにいつれは たけひこも』ホ39 |
「しる(領る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・治める・統べる」の意。
【(知・標・領・親)】
1.知らせ。しるし。標識。
『つくるちひろの かけはしや ももやそぬゐの しらたてに』ホ10 |
2.近いさま。沿い。添い。服従。慕い。親しみ。
『おとたまかわの しらすなに ひるねしておる ちまたかみ』ホ24 『しらはたお ともへにかけて わかたくひ たかはすあめの めくみえん』ホ38 |
「しる(知る・領る・親る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・添う・沿う・寄る」などの意。
【(退・痴・垂)・白】
負の方向に離れるさま。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま
『ねつかいわやに ふつちくも なはあおくもと しらくもと』ホ38 『こうすみこ しはすにゆきて くまそらか くにのさかしら うかかえは』ホ38 |
●陰・月を表す色。
『こしあちはせの しらたまめ そやのひめうむ』ホ10 『してむすひ みなもとゑらみ つきのわと しらみやにすゑ』ホ18 『あかきみち やよろとめちの つきおさる つきのしらみち よよちうち』ミ6 |
「しる(退る・痴る・垂る)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「しれ(痴れ)」
【(精・優・騒・繁・聳・早)・白】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『あわなきは ねのしらやまと ちたるまて のりもとほれは』ホ2 『はらむしらほね ちちのなみ ははのあかちと ちなみあひ』ホ14 |
「しる(精る・優る・鋭る)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
10/01/31
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