【(和け・交け)・掛・懸・架】
合わせ。結び。統べ。収め。治め。当て。 政庁。統治者。
『あひみやお くにかけとなす』ホ1 『ふつぬしもろと ゆかけして さらにむかいて やおもとむ』ホ8 『つくるちひろの かけはしや ももやそぬゐの しらたてに』ホ10 『われねかわくは かんつきみ はしかけなして たまわんや』ホ16 |
「かく(交く)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収(治)まる/収(治)める」などの意。
変態:「かき(鍵)」「かこ(籠)」
類語:「かかり(係)」
派生語:「くにかけ(国懸)」「ゆかけ(弓懸)」「かけはし(懸橋)」
【(離け)・欠】
離れ。放ち。分れ。限り。はずれ。
「かく(欠く)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・分れる/分ける・払う・発す・そる/そらす」などの意。
変態:「かき(垣)」
【(回け・転け)・駆け・駈け】
往くこと。巡ること。
『ちちひめに たまえはこれお さきかけの さわりおのそく あまかつそ』ホ12 |
「かく(掻く・駆く)」の名詞化。
ここでは「C:
往き来する・回る・巡る」などの意。
【(上け・高け)・駆け・駈け】
正の方向に離れる/離すさま。「上がる・進む・勢い付く・栄る・急ぐ・熟れる・優れる・至る」さま
『いつとゆる かけこゑめをの あいたあり このほとらいの まおしれは』ホ191 『なるるも としなかは はせいつかけも なかなれや』ホ192 『ちみちのあふみ かなつくり かけはをさしの つりなわも ゐつきみしかく』ホ192 |
「かく(駆く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「こき(漕ぎ)」「こけ(焦げ)」
【(転け・倒け・痩け)・欠け・陰・蔭・翳】
B:
離れるさま。失せるさま。隠れ。密か。それ。外れるさま。曲り。
E:
負の方向に離れるさま。「下がる・下にある・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
『すてところなき よのくまお わかみにうけて もろたみの かけおつくなふ』ホ5 『さすらをの かけのみやひの あやまちお はらしてのちに かえります』ホ7 『てくるまのうち せおりつめ あめのみかけに あきつめは ひのみかけさす』ホ8 『おほなむち ももやそかみお ひきゐきて まめもひかけの なんたあり』ホ10 『みうちにはへる かすかまろ かたまおすえて まつのかけ』ホ11 『なにことも おたみおたてて にいたみの かけははらより つくなわす』ホ24 『またやまかけも みめくりて ところところに いせきなし』ホ25 『たとひおちても なうらめそ かけのまめなせ このめてる』ホ28 『たおれぬさきは あさひかけ きしまねにあり ゆうひかけ あそやまおおふ』ホ38 |
「かく(欠く/痩く)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・払う・それる」、また「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「こけ(痩け)」
派生語:「ひかけ(日蔭)」
【影】
映り。写り。映し。写し。
●投射。投影。放射。反射。反映。影響。
『てくるまのうち せおりつめ あめのみかけに あきつめは ひのみかけさす』ホ8 『かけうつすとき むますたり ひとなるはみな たみとなる』ホ8 『みなめして ちおそそくとき きくみたり すくにきつねの かけあれは』ホ8 『うつすかかみに なおさると おろちとみつち かけあれは』ホ8 『ひますのものま あゐぬかけ ほのほものかれ』ホ8 『つきはもとより ひかりなし ひかけおうけて つきのかけ めをもこれなり』ホ13 『つるへはぬれは かけうつる おとろきいりて たらにつく』ホ25 |
「かく(交く・掛く)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・映す・写す」などの意。
10/03/22
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