よろとし  ヨロトシ  yorotosi

  

【万歳・万年】
1.進展。成熟。熟れて至るさま。成就。完成。寿。

『きなふよろとし きみいわひ けふまたかわる みやうつし』ホ20
『みことのり さたまるうえは よろとしお いはひてのちの みゆきこふ』ホ26
『ととせにたみも にきはひて よろとしうたふ』ホ27
『みもはかり よろとしみちて ゐもつきの あめのまさかき』ホ28
『きみとみもとの しとねしく とみももつかさ ことほきし よろとしうたふ』ホ30

2.1万年。長い年数。 =よろほ(万穂)

『やよろとしへて こゑうちの いさわのみやに をわします』ホ序
『むそよろとしの よおしりて いかつちわくる いつのかみ』ホ序
『ももなそよろの としおへて もとのひのわに かえまして』ホ序
『いまのよは たたふよろとし いきなるる』
ホ1
『みよもゆたかに をさまりて やよろとしへて ふそふすす ゐもゐゑはつに』ホ6
『いまたまきねも やよろとし ほしにむさほる こころなく』ホ13
『これにより たみおさまりて むよろとし つくはのみやに うつります』ホ21
『こころゆきすく かみのよは ますよろとしの ことふきも』
ホ23
『うひちにのよは おこそかに かさるこころの ことふきも ももよろとしそ』ホ23
『やよろとしへて ひたかみの きみよりめせは もろともに』ホ24
『なおゆたかにて そよろとし みつほのほれは たみやすく』ホ24
『そよろとしへて いまかれに はこねにもふて ぬさささけ』ホ25
『みそひよろとし をさむれは よはひもをいて あのひつき』ホ26
『つくしのそやと よそゐよろ としへてをさむ あめひつき』ホ27
『まつりこと きこせはたみも おたやかに ふそゐよろとしホ28
よろとしふれは まかるみの ここなのことく かほるなり』ミ逸

 
[1]
「よろとす」の名詞化。
「よろとす」は 「よる(熟る)」と同義語「とす(達す)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る」などの意。
[2]
よろ(万)」+「とし(年)
 

類語1:「ことふき(寿)」「ことほき(寿)すす(寿・鈴)いのち(命)」「よはひ(齢)」「なからえ(永らえ)をひ(老い)
類語2:「よろほ(万穂)」「よろすす(万鈴)」「よろのよわひ(万の齢)」「よよ(万齢)

  

09/12/20

  

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