【(上言)・御言・命】
1.上位者の言。上意。命令。
『わかひめの うたもみやひお かえさしと もふせはきみの みことのり』ホ1 『さすらをは みことおうけて ねにゆかん あねにまみゆる しはしとて』ホ7 『みことおうけて かたまろか もろにをしゑて のにいたる』ホ8 『いさおしならは くにつかみ これそさのをの みことなり』ホ8 『あまつみことの おもむきお つけてあにひこ ここにとめ』ホ8 |
2.奏上する言葉。尊び祝う言葉。 =かみのと(神祝詞)・かんのとこと(神祝言)
『さをしかにきて みことあけ このときをしか たたねこと』ホ40 |
「み(御・上・敬・斎)」+「こと(言)」
類語:「おをんこと(大ん言)」「かんこと(上言・神言)」
派生語:「みことのり(御言宣)」「あまつみこと(天つ御言)」
【見事】【尊・命・(神)】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『あまいのる このてかしはゆ おとおすく やとるおなかの みことなる』ホ14 『こもりのいわく とあけなは かみのみことや あからさま』ミ1 |
●天上界の神。神霊。
『つきのみことは あいふへも をすしやかみの あてまもり』ミ10 |
●優れたる人。上位にある人。貴人。尊者。尊い臣。親王。
『かれうひるきの みことなり きねはめをとの をのきみそ』ホ4 『さきにもちこか うむみこは ほひのみことの たなひとそ』ホ6 『そさのみことの かんとひに あからさまにそ こたゑけり』ホ9 『あめつちも うちともすかに とほるとき やもよろみちの みことひこ』ホ14 『こかゐのみちも をしゆれは かたのみことは よよのたみ まもりつかさそ』ホ15 |
「みこつ」の名詞化。
これは「みく(満く)」と同義語「こつ(越つ)」の合成で、「いかつ(厳つ)」の変態。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「みかと(帝・御門)」
類語:「みたま(尊)」「かみ(尊)」「との(殿)」
10/06/14
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