【如・事】
合い/合わせ。似るさま。類。
『みかさふみ ほつまつたえと わりうるり あわすことくの こころなり』ホ序 『たれおまことと なしかたし かれにひとつお あけしるす』ホ序 『みなみにことを わきまえて おちつくはにし かえるきた』ホ1 『きしいこそ つまおみきわに ことのねの とこにわきみお まつそこいしき』ホ1 『これかえさんと かえらねは ことのはなくて』ホ1 |
「こつ(和つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・在る・現る/現す・匹敵する」などの意。
【(割)・毎・異・別】
離れ/放ち。分け。別。他。区分。区画。異なるさま。異変。改。
『すへてななやの しるしふみ ことなりかちは これにしれ』ホ序 『たかみむすひの ゐつよきみ ひことにのほる あまつみや』ホ4 『はつひには かゐとしるとそ うひちには つきことまつる』ホ15 『このみはめして あさことに あめつちまつり たらちねに つかふみこころ』ホ16 『ことはしめとて しはすやか かくかこたてて しるしとす』ホ39 |
「こつ(離つ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・分れる・限る」などの意。
【殊・(寿・功・幸)】
正の方向に離れるさま。格別。特別。傑出。殊勲。妙。祝。
『をりつけの うはのしるしと はなをしお そゑてささくる ことのへのうた』ホ序 『きしいこそ つまおみきわに ことのねの とこにわきみお まつそこいしき』ホ1 『まつりさつけて ことなすお ははにしたえは ひめかうむ』ホ7 『ついにくしたえ あらはれて やゑかきうちの ことうたそ』ホ9 『かつらきの ひとことぬしか すゑつみか やすたまとうむ かつきまろ』ホ10 |
●<副詞的に> 特に。格別。目立って。際立って。
『こたえてわれは くにつかみ おおものぬしそ きみまつる ことしるしなし』ホ33 |
「こつ(越つ・寿つ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る」などの意。
類語:「いさおし(功)」
派生語:「ことうた(殊歌)」「ことほき(寿)」
関連語:「こてこて」「こってり」「くだくだ」
【言・琴】
伝え。響き。
『きしいこそ つまおみきわに ことのねの とこにわきみお まつそこいしき』ホ1 『やくもうちことつくるあや』ホ9 『うすめみの かなてるおみて ををんかみ くわもてつくる むゆつこと』ホ9 『そのことのねは いさなきの かきのかたうつ いとすすき』ホ9 『ゐすことは ゐくらにひひく ねおわけて わのあはうたお をしゆれは』ホ9 |
「こつ(遣つ・越つ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る・往き来させる・伝える・響かす」などの意。
【如】
1.並ぶさま。似るさま。匹敵するさま。同類。仲間。
2.(副詞的に) 同じく。並びに。且つ。また。
『ややゆるさるる みことのり みつひこかこと もろきつね』ホ8 |
「こつ(交つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・似る・並ぶ・匹敵する」などの意。
【如】こと −広辞苑より− 『副』(助動詞「如(ごと)し」の語幹「ごと」と同源) 同じく。同じ(…ならば)。 万一○「―降らば袖さへ濡れて通るべく」 |
10/06/04
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