【(上下)】【(和直・明清)・春日】
1.上下。天地。陽陰。魂魄。 =ここすと・ここと
『こことむすひの なにすゑて かすかとのとそ たふとませ』ホ8 『あまのこやねと なにしあゑ たまふをしては かすかかみ』ホ14 |
2.和すさま。調うさま。直ぐなさま。反り曲りのないさま。清らか。=すすか(清か)
『よろものきれと たまかえし みたれをとけは かみとなる ここちかすかと』ホ8 『あさかひめ こことむすひの つまとして うむかすかまろ わかひこそこれ』ホ8 『しほかまのかみ またしらて かすかのかみに ゆえおとふ』ホ12 『あまのこやねも かすかくに とふひのおかに やまとかわ』ホ24 |
『かすかこたえて これむかし あめのますひと そむくゆえ』ホ12 『かすかこたえて さにあらす たたにつくれは かれきなり』ホ12 『かみはいもせの みちひらく われはかすかに これうけん』ホ13 『かすかはおなし ひたにます みきはひたかみ うおきみと かるきみをきな』ホ13 |
『やよいかすかの としをいて まつりやすまん ことわりに』ホ20 |
●「かすかくに(春日国)・春日県」、またその主。 =そふ(添)・わに(和珥)・ひこ(平)・すか(直)・なら(平)
『こことむすひか かかんなす かすかわかひこ みはしらお』ホ14 『なかくにの かすかにいたり そのちちの こことむすひに こひうけて』ホ16 『かすかあふゑの もろかめの いとおりひめお ここたへに』ホ31 『としはたち あすおしきねお をきみとし かすかおたまふ』ホ31 『かすかをきみの おしひめお いれてうちみや ことしそみ』ホ31 『かすかちちはやか やまかひめなる すけきさき』ホ32 『ときあすす ゐもむそほふゆ めのそふか かすかいさかわ にいみやこ』ホ32 『やほやよひ かすかおけつめ すけかうむ いむなありすみ ひこゐます』ホ32 『ちつるきうつす いそのかみ かみかかすかの いちかわに つけおさめしむ』ホ37 |
[1]
「か(上)」+「すか(下)」
[2]
「かすく」の名詞化。
「かすく」は「かす(和す)」と同義語「すく(直ぐ)」の合成。
ここでは「A: 合う・和らぐ・収まる・調う・直る」などの意。
派生語:「かすかとの(上下殿/春日殿)」「かすかまろ(春日麻呂)」「かすかかみ(春日守)」
【幽か・微か】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま
『しなのきそちは やまたかく たにかすかにて つつらおり』ホ39 |
「かす(臥す)」+「か(如・然)」
「かす」はここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
10/02/15
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】