桜 (栄くら)。
栄るもの。熟れたもの。 うまきもの。馬。
『南の殿に 橘植えて 橘の宮
東に桜植え 大内宮』6文
『酒 呑む合に 桜の実 秋
帰る日も 酒送る 堅塩採りて さかな
海苔 同じ道して 宮に入る』11文
『左はタニの サクラウチ 弥の桜の 鳴らし歌 右はヲヲヤマ カグツミの "研ぎ優ぐ芳ぐ"
の 祝歌』14文
『安々と 桜の母の 充り子を 勝手に掛けて いでや生ません』14文
『桜場
成れば またの十五日 黄金蹄の 黒駒を タカギが曵けば 奉る』19-2文
『細波の 桜も好しと 折り髪挿し クマ野
ヨロギ野 田にせんと オオタ・ミシマが 井・川
成す』24文
『妬まれの 我が恥 濯げ この桜 昔 曽祖父 サクラウシ この花
捧ぐ』24文
『十二満ちて 六月初日 三つ子生む その胞衣の紋 梅・桜 卯花と替り 怪しめば』24文
『シロコの桜 生れ日に 咲きて絶えねば 陽陰御孫 カモ船
早く 飛ばさせて』24文
『妹の園は 柳 桜の 如よりも かすみに桃の 木や惜そらん』フ028
『忌の弓の 的は橘 穢は桜 病むもシナトの 斎弓なすなり』フ029
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