(酒熟み)。
ヰノクチの山陰を治めるスクナミが、初めて酒を献上した功によりモモヒナキから賜った名前。
滋賀県蒲生郡安土町常楽寺、沙沙貴
(ササキ) 神社
『百雛木より ササナミと 名を賜ふより 名もササケ その尊 今に ササケ山』2文
細波。小波。漣。
琵琶湖の南西岸地方。
おそらくはササナミ(1)が琵琶湖の南西沿岸地域を治めていたことによる。
【細波・小波・漣】サザナミ −広辞苑より−
1. 細かに立つ波。さざれなみ。
2.
琵琶湖の南西岸地方、また近江国の古名。細浪。楽浪。神楽浪。神楽声浪。
【細波の】サザナミノ −広辞苑より−
「滋賀」「大津」「長等」「比良」など近江国の地名に冠して枕詞のように用いる。
★近江の國の風土記を引きて云はく、淡海の國は、淡海を以ちて國の號と為す。故に一名(またのな)
を細浪(ささなみ) の國と云ふ。目前に湖上(うみのへ)
の漣(ささなみ) を向ひ觀るが所以なり。
★『いにしえの 人に我あれや 樂浪(ささなみ)の 古き京(みやこ)を 見れば悲しき』万一
★『樂浪(ささなみ)の 國つ御神の うらさびて 荒れれたる京(みやこ) 見れば悲しも』万一
★『かく故に 見じと言ふものを 樂浪(ささなみ)の 古き都を 見せつつ本無(もとな)』万三
『到るタカシマ ささなみの 桜も好しと 折り髪挿し 隈野・蹌踉野 田にせんと オオタ・ミシマが 池・川
成す』24文
『車の腕木 九の輪の 響きて巡る 息の数 万三千六八十 人の息 細波もこれ』ミ6文
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