カタシホ(1)

→ 語義
  

堅塩・固塩。
シホ(潮)が海水を指すのに対し、結晶したものはカタシホ(固塩)。
海苔は本来は堅塩を採るために使い、その後は食用としたようだ。
 

『酒 呑む合に 桜の実 秋 帰る日も 酒送る 堅塩採りて さかな 海苔 同じ道して 宮に入る』11文

三重県伊勢市二見町西、御塩殿 (ミシオドノ) 神社
  

★当時の製塩法は、藻(ホンダワラ等)の上に何度も海水を振り注いで乾燥させる。そしてその藻を焼く。できた灰を濃い海水に溶かして、さらに煮詰める。
★縄文後期後葉には,関東から東北地方において土器による製塩が行われたようである。土器製塩の工程は,海藻による海水濃縮→土器による煎熬→荒塩→固型焼塩(堅塩)と推定される。堅塩は交換品あるいは権力者への貢納塩として用いられ,一般には荒塩または海水が直接利用されていたであろう。

  

  

カタシホ(2)

→ 語義
  

片塩。 
タマテミ (安寧天皇) はここのウキアナ宮に遷都する。
   

★片塩浮孔宮(かたしおのうきあなのみや)。現在の奈良県橿原市四条町付近、あるいは同県大和高田市三倉堂かとされるが、存否不明である。父の綏靖天皇の都葛城高丘宮(葛城)にあったとする説もある。
  

『キミヱの十二月 片塩の 浮孔 都』31文

  

  

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