【(模し)・若し】
1.合うさま。匹敵するさま。擬えるさま。
●<副詞的に> たとえば。仮に。ひょっとして。 =もしも・もしや
『もしひときたり ことわけん あわねはきたよ あふはひて』ホ1 『うけのみたまお まもらせよ もしもたかはは すみやかに たまたちなせよ』ホ8 『もしもねたみの かむときも あまかつはへり まぬかるる』ホ12 『もしもうらみの なやますも あまかつはへり しりそくる』ホ12 『こおもてよ もしつまうます たねたえは めかけめおきて たねなせよ』ホ13 『もしあやまれは たねたちて みとかめあれと』ホ16 『もしもそふこお うむははは つきのくらいそ』ホ16 『おのころの もしもうこかは よなおりお おのこおのこと いのるへし』ホ18 『もしのりおかす ものあれは てにはつるきお もつゆえに』ホ192 『もしはしら つかはしもつけ かみはねそ ねはたちつかす』ホ21 『もしもくにゆり なるかみの さわるさわりの あらんとき』ホ22 『もしあやまりて ころさるも かたきおとれは をおとくと』ホ23 『いきみにちかく かれうとし もしあやまるや おそるなり』ホ23 『もしたみおこり みのほとも わすれてついに つるきうく』ホ23 『もしもつかさの おこりにて たみおからせは つみおおし』ホ23 『もしひはらみこ うむものは みかとにつけよ したたみも たまものあるそ』ホ32 『すてにころしつ もしさきて あたいおとはは まつるかみ ゑんとこたえよ』ホ34 『もしやくるえる ものあらは たまさかにえる いさおしと』ホ35 『のちにひらけは これうせぬ きよひこめして もしゆくや』ホ37 『もしやみちきく こころさし あらはとあけて さつくへし』ミ1 『もしやよこまの さはいせは あらかねのはお うつろゐの』ミ8 |
2.合う如し。似る如し。同じ。
『むなきもし すえはつくへし ねはつかす はりのねはふゆ うつきすえ』ホ21 |
「もす(模す)」の名詞化。
ここでは「A:
合う/合わす・当てる・似す・匹敵させる・適合させる」などの意。
また「もす(模す)」+「し(形容詞語尾)」を合成して「もし(模し)」とし、形容詞としても用いる。
変態:「もさ(模写)」「まさ(正)」「まし(紛)」
類語:「もしも」「もしや」「たとい」「あわや」「まさに」「ましめ(真面目)」「おなし(同じ・己し)」
10/05/24
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