かしは  カシハ  kasiha

  

【(和締)・柏】
合わせ。交わり/交え。打ち。結び。締め。組み。

『あまいのる このてかしはゆ おとおすく やとるおなかの みことなる』ホ14

 ● 合わせ。似せ。コピー。人形。肖像。 =かさり(飾り)

とらかしは ひろひかんかえ あふみさし いまたてまつる たまかさり』ホ39

 
「かしふ」の名詞化。
「かしふ」は「かす(和す)」と同義語「しふ(締ふ)」の合成。
ここでは「A: 合わす・交える・結う・閉める」などの意。

変態:「かしま(鹿島・和親)」「かさり(飾り)
類語:「みあえ(見合)
派生語:「てかしは(手柏)」「とらかしは(虎柏)

  
 

【(活繁)・膳】
正の方向に離れる/離すさま。 尊敬。繁栄。祝賀。もてなし。
 ●<その物実> 煮炊き。料理。饗応。みけ(御供)。御饗。祝の膳。

『むねあけは つあゑにいはひ あかこわゐ そみかしはあめ ひとつきと』ホ21
やかしはあもと むねにすゑ もちみもぬそむ ゆみやそえ』ホ21
『つくはより うつりますひは をこぬしの ふそゐもののへ かしはなす』ホ21
みかしはささく あしつひめ ひとよめされて ちきりこむ』ホ24
かしはなすとき あしつひめ いめはらめりと もううゆえ』ホ24
『めくりひらける ちおゑたり かとてのけゐそ かしはては』ホ27
かしはともへと なおたまふ おほひこのまこ いわかなり』ホ40

 
かしふ(活繁ふ)」の名詞化。
「かしふ」は「かす(活す)」と同義語「しふ(繁ふ)」の合成で、「かしく(炊ぐ)」と同義。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上げる・敬う・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・中心に置く・至す」などの意。

変態:「かしら(頭)」「かしま(囂・姦)」「かさり(飾り)」「かせふ(嘉祥)
類語:「みあえ(御饗)」「かとで(角出)」「かしき(畏・炊しき)」「みけ(御供)」「ひもろけ(胙)

 
 

【(岸端)・河岸端】
岸端。岸辺。

なみはかしはの ものやから みなころしゑて ふそやほの』ホ38

 
かし(岸)」+「は(端・傍・縁・辺)

変態:「きしへ(岸辺)」

  

12/02/23

  

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