みあえ  ミアエ  miae
みあゑ  
ミアヱ  miawe

  

【(見合)】【(敬・祝)・御饗】
1.合い/合わせ。まみえ。紛れ。交わり。
 ●観察。調査。 =みはえ(見映え)

『あにさからえと みあえして はかるくるりお しろしめせ』ホ29

 ●匹敵。対応。偽装。粉飾。

『うねひねの さゆのはなみと みあえして むろやにめせは』ホ31

2.(心身を)合わすこと。交流。同調。 敬い尊ぶこと。歓迎。礼。もてなし。祝賀。
 ●<物実> 飲食の提供。祝の膳。会食。宴会。

『てこにいれきて すすなしる ももたくはえて みあえなす』ホ15
『あるひみとのに みあえして こもりおまねき ものかたり』ホ16
『くまとにたまふ みあえには ぬゑあしもちか かさくさも』ホ192
みあえすみ をこぬしかきの やれおつく みこのたまふは』ホ21
『むめのはなみの みあえして ひよみのみやの かとてのり』ホ24

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3.正の方向に離すこと。 勢い付け。活力UP。栄養補給。食事。

『みねのみあえに なるしらか まえにいきはき くるしむる』ホ39
『おつのひとまつ これむかし ほつまくたりの みあえとき』ホ40

 
「みあふ」の名詞化。
「みあふ」は「みふ(見ふ/満ふ)」と同義語「あふ(和ふ/祝ふ)」の合成。
ここでは「A: 合う/合わす・収める・匹敵する」、また「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・敬う・尊ぶ・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」などの意。

変態:「みあひ(見合い)」「いわひ(祝・斎)
類語:「まみゑ(見え)」「かしは(膳)」「かしき(畏・炊しき)」「みけ(御供)」「ひもろけ(胙)」「うやまひ(敬い)」「まつり(祭)」「なめ(嘗)

  

10/01/01

  

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