かし  カシ  kasi

  

【(上し・活し・畏し)・樫・橿】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま

『をきなのいわく ひのいつる かしらひかし たけのほる』ホ1
かしはらよしと もふすとき きみもをもひは おなしくと』
ホ29
『けむひせは たたみこおもえ くのやまの しらかしかゑお うすにさせこのこ』ホ38

 
かす(上す・活す・畏す)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

類語:「かる(軽)

 
 

【(岸)・河岸】
上がり。高まり。(水から)上がる所。

『なみはかしはの ものやから みなころしゑて ふそやほの』ホ38

 
かす(上す)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「きし(岸)
類語:「おか(岡・陸)

  

10/01/31

  

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