【計り・図り・謀り・諮り・議り】
合わせ。(心・会議・誰かに)合わす・掛けること。把握・理解。思慮。比較。匹敵。対応。
『もろかみの かみはかりなす たかまにて』ホ4 『いにしえつくる まはかりは やそよろひとの なれたけお』ホ17 『やきたわけ これにひつきの ふたたまし よのひとからの たかはかり』ホ17 『うみほりつちお みねにあけ やふさはかりと あにこたえ』ホ24 『たたひとり つれてしはらく ここにあり つくしのたみお おもふはかりそ』ホ25 『すへらきふれる はかりこと われはひのまこ ひにむかふ』ホ29 『なんちかはかり わかこころ よしとはにわの たてものお のちのためしと』ホ37 『はかりなき ひとくさわかれ たうときも みこともひこも なるみちお』ミ1 |
「はかる(計る・図る・謀る・諮る・議る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・比べる・対応する・匹敵する」などの意。
類語:「かんかえ(考え)」
【許り】
合わせるさま。比べるさま。比較。程度。
「はかる(計る・図る・謀る・諮る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・比べる・対応する・匹敵する」などの意。
類語:「くらい(位)」
【(分り・別り)・許り】
1.離れ。離し。分け。放ち。払い。
『あらけからしや はらたちと もやきりふせる あおはかり』ホ10 |
2.分け。隔て。限り。限定。
●<副詞的に> 〜ばっかり。〜だけ。
『まつひめかみと はかりいふ ゆえにこやねも よよのりと はつはひめきみ』ホ16 『またいふよたり あひまちそ なんちはかりか なとつかる』ホ39 『たけるかいわく やまとには われにたけたは みこはかり』ホ40 |
「はかる(分る・別る)」の名詞化。
ここでは「B:
離れる/離す・分れる/分ける・放つ・払う」などの意。
変態:「わかれ(分れ・別れ)」
【計り・量り・秤・(十万)】
数の単位。「100,000」を表す。
『むつのはたれは やまたあり ここちつかさに ななはかり むれあつまりて』ホ8 『みもはかり よろとしみちて ゐもつきの あめのまさかき』ホ28 『あめなかぬしの もはかりよ あめのめくりの もよとめち』ミ4 『ももはかりのち とのみこと ゑにうけをさむ それよりそ』ミ6 |
「はかる(計る/分る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・比べる・対応する・匹敵する」、裏を返して「B:
離す・分ける・限る」などの意。
同義語:「ます(枡・十万)」
10/01/11
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