【位・座居・座位・比び)】
１．(身を)合わす所。(身の程に)匹敵する所・釣合う所。
２．適所に収まること。適所に配置すること。スタンバイ。待機。
| 『くらゐのやまの いちゐさく よになからゑて さくもつは かみのほすゑそ』ホ4 『つきによせ みこはあまひの くらゐのる ひのやまのなも おおやまそ』ホ6 『とつきくらいし そふつきは つきみちうまる みたねこれなり』ホ16 『もしもそふこお うむははは つきのくらいそ』ホ16 『つくらせて いとなみなりて みやうつし みくらいにつく』ホ27 『しのはらは ははとはらめる やのつほね うちめはなかの くらいなり』ホ27 『いまあまきみの くらひなる むかしはみうゑ わけさつく』ホ30 『たりひこくにの あまつきみ いむなおしひと くらひなる』ホ31 『ゐそきねいわく ゆみやゑん たりひこいわく くらいゑん』ホ37 『のそむまま ゆみやたまわる あにのみや おとはくらいお つくへしと』ホ37 『たえさらしむる なんちこそ あめかしたしる くらひなり』ホ39 『くしたえとおる ひのくらい ひるめとともに あまてらす』ミ逸 『あのつるに くらゐもわさも ゆつるとは しるもしらぬも さためつるかな』フあつる |
「くらふ(比ぶ・較ぶ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・匹敵させる・釣り合わす」などの意。
また「くら(座)」＋「ゐ(位・居)」
変態：「くらへ(比べ)」
関連語：「みくら(御座)」「みくらい(御位)」「たかみくら(高御座)」
10/03/20
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