あまつひつき  アマツヒツキ  amatuhituki

  

【(和つ日月・陽陰つ日月)・天つ日嗣】
1.和して回り恵む日月。
2.1の機能を行う位。 陽陰を束ねて日月なす君。日月の君。中央政府の総帥。

『あまてるみこの をしほみみ あまつひつきは たかのかふ』ホ12
あまつひつきお うけつきて わけいかつちの かみとなる』ホ26
あまつひつきお わかみやに さつけたまいて おおゑきみ しのみやにます』ホ26
あまつひつきの さかゑんは あめつちくれと きわめなきかな』ホ27
あまつひつきお うけつきて かぬかわみみの あまきみと』ホ31
あまつひつきお うけつきて たまてみあめの すへらきみ』ホ31
『ねあゑわかみや としみそむ あまつひつきお うけつきて』ホ31
あまつひつきお うけつきて かゑしねあめの すへらきみ』ホ31
『ときあすす みもふそむとし はつのなか あまつひつきお うけつきて』ホ31
あまつひつきお うけつきて やまとふとにの あまつきみ いむなねこひこ』ホ32
あまつひつきお うけつきて やまとくにくる あまつきみ』ホ32
『みことしゐそひ ねのふそか あまつひつきお うけつきて』ホ32
『ゐそにゑのみこ としゐそふ あまつひつきお うけつきて』ホ33
『あまてらす かみのをしてと このみくさ あまつひつきの かんたからホ33
あまつひつきお われつきて あめのおふひも やすからす』ホ34
『をみゑみこ いむなゐそさち としよそふ あまつひつきお うけつきて』ホ35
『あらみたま やよろほまちし かんたから あまつひつきの さかほこき』ホ36
『ときあすす なもやそやほの ふつきそひ あまつひつきお うけつきて』ホ38

 
あまつ(陽陰つ・和つ)」+「ひつき(日月・貴卑・君)
 

天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』7文
『御子ワカヒトに 和照らす 日月を譲り ます時に』19-1文
『君は明も為し 蓋も為し 神の鏡の 和照らす 日月の君と 守る箱根ぞ』24文
『サヲシカヤタの 我が冠 衣と裳 民に 陽を届け 陽陰を束ねて 日月 為す 裳裾を汲めと』28文

ウヒチニ・スヒチ以降イサナキ・イサナミまでは、「キミ(君)」は「貴卑=陽陰=男女」のペアを意味していた。
このペアは「和合して回り、天地を照らし恵む日月」の機能を担う地位にある。
妹背神アマテル神以降はただ一人で「日(陽)/月(陰)」双方の機能を担うこととなる。

 
類語:「やまとひつき(和日月)」「あまつきみ(和つ君)」「あめのかみ(和の尊)」「あわきみ(和君)」「あまひ(和日)」「あまてらすひつき(和照らす日月)」「あまてらすきみ(和照らす君)」「あまてるつきひ(和照る月日)」「あめひつき(和日月)」「あますへらき(和皇)」「あめのすへらかみ(和の皇君)」「やわしてめくるひつき(和して恵る日月)」「ひつき(日月)」「あのひつき(天の日月)」「よのひつき(世の日月)」「くにきみ(国君)
関連語:「みくらい(御位)」「あまひのくらゐ(天日の位)

  

11/02/20

  

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