オオヤヒコ

→ 語義
  

大屋彦。 
ソサノヲ
イナダ姫の第一子。 =五十猛(ヰソタケル)
  

★初め天降ります時、樹木の種子を持降られ、御父神(ソサノヲ)と共に朝鮮に渡り、到る処に植林せられ、御帰国の後は筑紫より始めて、広く全国に播殖へられて、専ら植裁の途を奨め給ひしかば大八洲の国は青山蔚蒼として繁茂し、宮殿、家屋、舟、車より日用器具の材料に至る迄、此の大神の御神功に坐すが故に有功(イサオシ)の神とも申上げる次第でもあります。亦の御名、大屋彦神と申上げますのは御妹神の大屋津姫抓津姫と共に建築工業に御功徳があらせられたからであり、又五十猛命と申上げるのは、御父神、素盞鳴尊の御勇武を稟けさせ給ひ、御勇猛であらせられた事によるものであります。又御父神と共に諸国の開拓に赴かれ、且つ御手づから造船に従い航海の術にも秀でられ給ふたので御社号を度津神社と称へて居るのであります。
  

和歌山県和歌山市、伊太祁曾 (イタキソ) 神社
新潟県佐渡郡羽茂町飯岡、度津 (ワタツ) 神社
  

  

  イサナギ┐┌ヒルコ     ┌オオヤヒコ
     ├┼アマテル    ├オオヤ姫      ┌クシヒコ──コモリ
 イサナミ┘├ツキヨミ    ├ツマツ姫      ├タカコ
      └ソサノヲ───┐├コトヤソ      ├タカヒコネ
              │├オホナムチ─────┴シマツウシ─… … …シマツミチヒコアカツチ──??─┬サワラノ├┤
│        └ユツヒコ│├カツラギヒトコトヌシカツテ────??─ツルギネアシナツチ┐       ││          └アカホシ
      ├イナタ姫───┘├オオトシクラムスビ─┬オキツヒコ
 テニツキ─┘        │          └ヤマクイ
               └スセリ姫
  
  

■ホツマには五十猛という名は出てこない。
  

イナタ姫して オオヤヒコ 生めばソサノヲ ヤスカワに 行きて "誓ひの 男の子 生む 吾 勝つ" と言えば』9文

  

  

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