ゆ  ユ  yu

  

【ゆ・寄・結・癒】合わす。寄す。結う。直り。「〜により

『あまいのる このてかしは おとおすく やとるおなかの みことなる』ホ14
すゆんちり ことほきすくに みおたもつ よよなからえの ゐわひうた』ミ10

【ゆ・揺】それるさま。他に回るさま。「〜より」「〜から

『あもにふる あかみのかさ しむのみき みちひはさまて あらふるおそれ』ホ9
『さゆかわ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』ホ31
『はしきよし わきへのかた くもいたち くもはやまとの くにのまほ』ホ38
『はしきやし わきへのかた くもいたちくも』ホ40

【指】「ゆひ」の短縮。

『ふつぬしもろと ゆかけして さらにむかいて やおもとむ』ホ8

【上・斎・祝】正の方向に離れる/離すさま。「ゆふ(斎ふ)」より。

『くにうとの あまてるかみと よろこひの まゆもひらくる ゐひならし』ミ逸

【飯】同上。ゐ(飯)の変態。

『ななくさみそも とんとほも かみありかゆも おこなわれ』ホ30

【湯】同上。温かいさま。清めるもの。

『いつるわかひの かかやきて しらやまひめは うふゆなす』ホ4
『おけらおにはひ ささゆはな かんくらのとの かんかかり』ホ7
うかやのゆとは このはなの しろきかにさく こはうのめ』ホ26
『やもよろまねく ゆのはなの ももそひめして のりこちに』ホ33
ゆあひして すかにいのりて つけもふす われうやまえと うけさるや』ホ33
『うたよめは あつたのかみと はやなると あみはおかえ さにむかひ』ホ40

【ゆ】受身・自発・可能の助動詞。
   活用は下二段型「ヱ−ヱ−ユ−ユル−ユレ−×」。 四段・ナ変・ラ変の動詞の未然形に接続。

  

10/09/06

  

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