【力】【税】
D:
正の方向に離れるもの。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」もの
●勢い。高み。盛るもの。優れ。能力。
『たけきこころに およかせは たつやみつちの ちからゑて』ホ序 『われよくしれり ともおこゑ ちからおかして ははかあけ』ホ7 『ちからかす めくみわするる ふももくら』ホ7 『かんちから はらいのそかは おのつから ははもいそらも よりかゑし』ホ8 『むつのなは そろををとしの ちからもる ををとしかみと たたえます』ホ22 『もとちからゑぬ いねのみは はみてもこえす やふやくに かてたらさるそ』ホ23 『いねやせて たみのちからも ややつきて よにくるしむそ』ホ23 『かきをみは よこまおからし もののへの ちからもるてそ』ホ24 『このあきみつほ ちからなす かれやまはとの みはとなす』ホ24 『たつやみつちの ちからえて つつかもなみの いそにつく』ホ26 『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29 『かきをみは よこまおからし もののふの ちからもるてそ』ホ30 『こほしまつりて をめくりに くろまめゐひの ちからそふ』ミ7 『をのゐさの みちすみやかに ゐさむるは あくたのちから ゐさはやのかみ』フをゐさ 『しのやまは たおうけもちの やつみみも かせうほつみも ちからもるなり』フしやま |
●物理的な力。肉体労働。
『すすみてる たけみかつちか そむたけの よろにすくるる ちからにも』ホ8 『わかちから よろにすくれて いかつちも なんちもひしく なわうけよ』ホ8 『ちからあらそひ おししはる はたれまもみな とりしはり』ホ8 『わかくにお しのひしのひに おとさんや いてわかちから くらへんと』ホ10 『ちからわさ やたのひとらの よろひきの いわおもなけて』ホ16 『かふへのみこふ まつのきみ せいひたけゐた やそちから いさみはけしく』ホ34 『これおふみはる わかちから よにくらへんと もとむれと なくてまかるや』ホ35 『きみもろにとふ くえはやに くらふるちから あらんおや』ホ35 『ちからくらふる かみののり すまいのさとに はにわなし』ホ35 『ともにいさみて ひとなりは みのたけひとせ ゑはよわく とはふそちから』ホ38 『ともからの ちからつよきお あつめおく あなかちめさは いくさせん』ホ38 『ちからいとはは うたおよめ こたえてかみの みよはうた いまはちからよ』ホ39 『ことことく まつろふときそ うたはくに ちからはあたひ たまわりし』ホ39 |
●上がり。高。生産高。上げ。献上。
『ちからおほとし ささくれは やものにきわひ たからてる かれにたからそ』ホ23 |
「ちかる」の名詞化。
「ちかる」は「ちく(頻く・繁く)」と同義語「かる(上る)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟成する・優れる・勝る・至る・満ちる・実る」などの意。
変態:「たから(宝)」「しけり(繁り・茂り)」「さかり(盛り)」
10/01/26
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