くたる  クタル  kutaru

  

【(崩る)】
B: 離れる。分れる。崩れる。

くつ(崩つ)」と同義語「た る(断る)」の合成。

派生語:「くたり(件・領・襲)

 
 

【下る・降る・(朽る)】
E: 負の方向に離れる。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

『をかみもゑみて もろともに おかむひのわの とひくたりホ4
『をはちちに めはははにつく みひめも ともにくたりて  ひたしませ』ホ7
『なんたはたきの おちくたる ときのすかたや やとせふり』ホ9
『ひかしのほりて にしくたり うつほにめくり』ホ14
『をまつのほりて あめとなり めはのちくたり くにとろの』ホ16
『ひるはにうえに ひたのほり よるはしうえに みきくたりホ16
くたりてともに とつきして みはしらまわり あわうたお』ホ18
『よろのまつりお きくときは かみもくたりて うやまえは かみのみ をやそ』ホ27
『あめつちの かみもくたれは みをやかみ よよのみをやの つきこな し』ホ27
『みなうつわゑて これおうつ ときにむはたれ みなくたるホ28
『かみのもの いわにかかりて ひたひけは たきおちくたる さくなた り』ホ28
『たかのをきみは おとろきて つくしにくたり ともにたす』ホ29
『むかしあまてる かみのみこ いわふねにのり あ まくたり あすかにてらす』ホ29
『みをやつくしに くたるとき をしてはもちて みかかみは』ホ30
『つくしより みゆきおこえは みかわりと なおりなかとみ くたらし む』ホ31
『やまのほり くたるすはしり すそめくり むめおおみやに いりゐま す』ホ32
『とよのあかりの いろもよし いさともかみは くたります』ホ33
『わかみをや みまきはさとく ほつましる あやまりたたし へ りくたりホ36
『やとよのみはた たかみくら いとおこそかに あまつかみ むへくたりま す』ホ38
『いくさくたれは ひたかみか まねくもとひこ うなつかす』ホ39
『むらしくたりて さかおりの みやおくわしく ゑにうつし』ホ40
『へのゆんは うおもこおうみ あきくたる のそみのやさき ほしおす こすな』フ へゆん

 
くつ(朽つ)」と同義語「たる(垂る)」 の合成。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「くさる(腐る)
派生語:
くたり(下り)

  

10/01/16

  

 基本理論はこちら

【ホ ツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホ ツマツタエのおもしろ記事】