【(和かる・判る・明かる)】
A:
合う。和す。判る。調う。調和する。直る。
『ゑとにそむ あめあかるひは よろつよし やつくりはこれ』ホ21『うさにいたれは うさつひこ ひとあかりやに みあえなす』ホ29 『かたちあかるき かもとかみ』ミ9 |
「あく(和く)」と同義語「かる(和る・交る)」の合成。
ここでは「A:
合う・和す・調う・調和する・直る」などの意。
変態:「わかる(判る)」「はかる(計る・図る・諮る・謀る)」「あからさま」
派生語:「あかるし(明るし)」
関連語:「おあがり(お上がり)」
【散る・分る・別る・(起る・開かる・空かる)】
B: 離れる/離す。別れる。祓う。発す。起る。空く。そる/そらす。
『あかるみや あふゆおうくる おほなむち あかるあそへの うもとみや』ホ10 『てにはつるきお もつゆえに くつはのつなは あかるたえ』ホ192 |
変態:「わかる(分かる)」「まかる(罷る・曲る)」「おこる(起る)」
派生語:「あかり(散り・分り)」
【明かる・上がる】
C:
回る。還る。戻る。回帰・帰還する。
『よあひたもちて あにあかる ときはたのしみ まかるなり』ホ15 『みやさきやまの ほらにいり あかんたひらと あかります』ホ27 『あにまつあかり おとかたち はけはおとろき ゐいりねも』ホ34 『あかりてあにか きたちはく あにたちぬきて きりかくる』ホ34 |
「あく(明く)」と同義語「かる(回る・転る)」の合成。
ここでは「C:
回る・還る・戻る・回帰・帰還する」などの意。
変態:「あくる(明くる)」「おくる(送る)」「もかる(殯る)」
派生語:「あかり(明かり・殯)」
【上がる・(明る・赤る・開かる)】
D:
正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」
『うひこにゑ にあかるやまそ のてむすひ のかせにかわく くこはにに』ホ18 『いえはうつろゐ とひあかり なるかみしてそ さりにける』ホ27 『きしにあかりて なにむらと とえはやつしろ とよむらの』ホ38 |
変態:「いかる(怒る)」「おこる(怒る・驕る)」「ほこる(誇る)」「ひかる(光る)」「あかむ(赤む・崇む)」
派生語:「あかり(明り)」
【散る・(倦枯る)】
E:
負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
変態:「よこる(汚る)」「もくる(潜る)」「おくる(遅る)」
09/09/30
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