モノ

→ 語義
  

物・者。
 
1.〜に匹敵・相当する何か。〜の如き何か。

2.形は見えないが存在する何か。 霊。精霊。悪霊。もののけ。
  
『後前かかり 三十二日も 粗る間うかがふ 汚穢モノを 祓ふは歌の 声余』1文
ハタレのモノの 蠢めきて 障いの声の 恐ろしく』8文
大御神 賜ふ葛末 蕨縄 カナサキ 受けて 攻め口の 諸に授けて 呪えば ハタレのモノの 術成らず』8文
『このハタレ ヌヱアシモチぞ 化け術に 誑らかすモノ 皆 斬らん』8文
『粗・鬼モノを 敗るなら 空這子にて 招き入れ 引き渡し 水濯ぎなせ 鬼神 縛る 器物』12文
『塵と集めて 余に迫り 羨むモノが 咬む故に 霊の結 乱れ みやなくて 末 守らぬを』13文
十六万八千の モノ 添ひて 人 生まる時 元つ神 そのたえ守が 種下し モノと魂・魄 結ひ和す』14文
十六万八千の モノをして 人の魂・魄 喜ばす 時に求むる 生れ付き 十六万八千に 品 替る』17文
『親つモノ 十六万八千と を得て』ミ6文
『人生まる時 神とモノ 魂・魄 結び 霊の結と 五臓六腑も その上の 十四経 備え 人と成す』ミ6文
『"" 元の神の 別る夜は 煎り豆打ちて 鬼遣らい 柊鰯は モノの垣 ホナガ譲葉 注連飾ミ9文
モノ 穢れば "ほこ" の響きを 畏れみて 四十日を言わず 見ず 聞かず居れ』フ074
  

3.モノノベ
  
アカウラを 船子司に アカマロと アカホシ モノを 添え 水手に マウラは風見』20文

4.モノヌシ

オオモノヌシは タガ殿に 根の国 治め オオタをば 日向代殿 副モノと』28文

  

  

モノマ

→ 語義
  

モノ(邪霊)に憑かれた者。 =ハタレマ
  

『ついに生け捕る ハタレ頭 ツツガに置きて 三千モノマ シムに預けて 諸 帰りけり』8文
イソラ頭 ついに縛りて ツツガなす 千百のモノマも その地の シムに預けて 諸 帰りけり』8文
『喪に謹むを 聞こし召し 御子のクスヒに 訪わしむる " 誤ちて 万モノマ 引き枯らしけり"』8文
『先のツツガの 六ハタレも ハルナモノマ 五千人と 国預け四千 皆 召して 霊(血)を濯ぐ時』8文
『十万のモノマ アヰヌ影 も逃れ 幸振る 神の恵みと 散々拝む』8文

  

  

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