いせ  イセ  ise
ゐせ  ヰセ  wise

  

【(妹背・結・和)・伊勢】
陰と陽。女と男。陰陽の和合。調和。結婚。中。

したてるひめと あちひこと いせおむすひて もろともに』ホ6
いせおこふ かすかとくなり いもをせは やもよろうちの わかちなく』ホ13
『ちちうほとしか ゐせみやに なけけはみうち もろめして』ホ13
『くにもりたみの さとしにも つくまなさせる いせのみちホ13
『このみちお まなふところは かんかせの いせのくになり』ホ13
『ちちひめも のちにはいせの をんかみに つかゑすすかの みちおゑて』ホ13
『よつきこお さつくるいせの あくりには あさひおうけて あたたまる』ホ14
『かみこころ めくみてはなに みおうるそ いせのをしゑの あめにこたゑて』ホ14
『いまひとつ あおひかつらの いせおゑは ひといきさとる』ホ26
『ふつきゆみはり いせむすひ かもたけすみに みことのり』ホ27
『みはのなも さいあいへしと いせのみは うふきにもちゆ もとおりそ』ホ27
『かんかせの いせのうみなる いにしえの やえはいもとむ したたみの』ホ29
『いわくいせには めとつきて うみのをやなし むかしおは めい』ホ32
『これかんかせの いせのみや みくさはまつる みなもとと』ホ36
『あいちたの おとめかとこに わかおきし いせのつるきの たちわかるやわ』ホ40

 ● 妹背の神 (太陽霊と太陰霊が和合して顕現したアマテル神)

『かくつちと みつはめおうむ あおいはと かつらにいせの みことのり』ホ24
いせいいの たかひおかわに すすととむ たかみやつくり しつめます』ホ36
『あけのはら いせたかみやに いりませは おはとつかえて』ホ36

 ●<地名> 妹背の神の居場所。伊勢。1. いさわ(伊雑)。2. うち(内・宇治)

いせとあわちの なかのほら すすかのかみと はこねかみ』ホ13
『よのひつき みこおしひとに ゆつりまし あめよりいせに おりいます』ホ192
いせにはんへる みこのおと きよひとにかみ みことのり』ホ20
『いつのかもふね いせにつけ めくりこえとも ををんかみ』ホ24
いせよりたちて あすかみや これよりみつの にしのみや』ホ24
『きみはつくしの たかちほそ われはいせのさ なかたかわ』ホ24
いせにつけんと よそひなす ときにそのはは あねつれて』ホ24
『うたかひに たひやおよはに たちいてて いせにかえます』ホ24
『ひおけして ひめひきいたし みこしもて みやにおくりて いせにつく』ホ24
『ははちちひめは ことありて いせにいたりて をんかみに』ホ25
『はこねにもふて ぬさささけ それよりいせに みゆきなる』ホ25
『きみにつくれは もにいりて いせにつけます ををんかみ』ホ26
『ははちちひめは のちのよお いせにはへれは ををんかみ ゐおおなしくす』ホ27
『きあとなつ みくらいなりて いせにつく あまてるかみの みことのり』ホ27
『こよみまたとて ものぬしか いせにもふてて これおとふ』ホ28
『いなむみかさも いまゐせの つかふるかみの いますへし』ホ28
いせのとかくし はせかえり なんちはおそる これいかん』ホ28
『そのつまは いせにもふてて さるたひこ たたらなすおは みにいたり』ホ28
『かんかせの いせのうみなる いにしえの やえはいもとむ したたみの』ホ29
『あめひわけ いせのくにつこ あたねかみ かものあかたし』ホ30
『なつくそれより やましろも つくしなおりも いつもにも いせはなやまも』ホ32
『はつきなか とはやかちはら めくはしめ おおみなくちと いせをうみ
ホ33
『なんちよよ きみなくこよみ いつれそや こたえていせと』ホ39
『おはりにかえり みやつめの ゐゑにいらすて いせのみちホ40
『いふきやま かえさのいせち いたはれは みやこおもひて』ホ40
『あいちたの おとめかとこに わかおきし いせのつるきの たちわかるやわ』ホ40
いせにそえいる ゑそゐたり いあやまいあらす やまとひめ』ホ40
『こうすかむけし くにめくり なさんといせに みゆきなり』ホ40

 
[1]
も(水埴)」と「うを(空火風)」の短縮。
[2]
いす(結す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・和す・釣合う・中にある」などの意。

変態:「いさ(和)
類語:「いもせ(妹背)」「いもをせ(妹背)」「いさわ(結添・伊雑)」「やまた(和)」「あわ(陽陰)」「あめ(天地・陽陰)」「をめ(陽陰)」「やわ(陽陰・和)」「めを(陰陽)」「こゑうち(環内)」「うち(内・宇治)」「あまてる(陽陰連る)

  

10/01/20

  

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