すて  ステ  sute

  

【既】
勢いの良いさま。速いさま。先行するさま。至っているさま。
 ●<「既に」 の形で> 早くも。さっさと。もはや。

『あわうたに をさむはらみの みやにゐて すてにやしまの くにうみて』ホ3
『うゑつきは ふそひのすすの としすてに もふそよろなち ゐもふそに』ホ4
『そそひてはけぬ ももみそは すてにころすお みことのり』ホ8
『あにはくしひこ めはたかこ おとはすてしの たかひこね』ホ9
『あめくまやれは すてにさり かたかうるその たねささく』ホ15
すてにまえ のりおあやまる ますひとの ほめすきねちけ』ホ17
『すへて よそやます ををんたからも みなすてに ゐおやすくぬる』ホ191
『かくなせは すてにまかるも よみかえる ふるのことそと みことのり』ホ20
『くまのなる あすかうつせは よきためし すてにきわまる』ホ20
『としすてに そふよろやちも きわあれは のちのまもりは とよけのり』ホ23
『みまこににきね にはりみや つくはにをさむ としすてに みすすふちゐそ』ホ24
『しかまたなくる たまのみつ あふれてすてに しつむとき』ホ25
『なそむとし むつきのもちに みことのり われすてにをひ』ホ31
『もろはかるうち はやすてに たけはにやすと あたひめと』ホ34
すてにころしつ もしさきて あたいおとはは まつるかみ ゑんとこたえよ』ホ34
『いますてに しらきのあたに をさめゑす ほこおたつねて たみいきす』ホ34
『かもといせとは みをやなり すてにやふれて いつほそし』ホ37
『すへらきの くしひによりて かえるいま すてにさります』ホ37
『すにむくは きみはなやかに たみおこる のちのわさわひ すてにむくなり』フすむく

 
すつ(聳つ・速つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・速まる・先行する・栄る・至る」などの意。

変態:「すっとばす」「すた(すたすた)」「つと(夙)」「さつ(颯)
類語:「はや(早)」「さき(先)」「さっさと」「もはや」「もう」

  

10/05/27

  

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