さをしか  サヲシカ  sawosika
さおしか  
サオシカ  saosika
さほしか  サホシカ  sahosika

  

【(差使・支使)】
差し向ける代理者。派遣する代理者。
1.君の差使。

『みはたより さおしかにめす かんさひと こくみははこと』ホ7
『むかつひめより さをしかに うけものいのり よみかえす』ホ7
『おもひてわかの うたみそめ おきひこおして さおしかと ひめいたたきて』ホ24
『もろかみこえと まいらねは さおしかなされ しかるへし』ホ27
さをしかやれは みここたえ くらとかわさは われしらす』ホ28
『とよけのかみえ さおしかは みわのみけもち いわひとは たにはみちうし』ホ36
『みやうつし おおたたねこお さおしかの にきておさむる』ホ37
『ひほこかひまこ きよひこに さおしかやれは たてまつる』ホ37
いわひさをしか とみそふり つきみゆきもり もろつかひ みなおくりゆく』ホ40
さをしかにきて みことあけ このときをしか たたねこと』ホ40
さほしかに むかふおりふし はかりしる かよふなさけの おもひあり』ミ逸

2.天元8神 (ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メの8押手) の差使。 =元守・根の六臓・六宗

『つねにきく さをしかやたの わかかむり はとみも』ホ28
さをしかの やつのきこえに あらはれて いのれもかもと』ホ28
『みもすその たみおなてつつ さをしかの きよきにかみは ありとこたえき』ホ28
『よのみみの あかはあもとの さをしかに きよめたまひて』ホ28
『かみのをしてと さをしかの かむりとはもは ここちりそ』ホ28
『あぬうなる みはのゆかりは さをしかの もすそにみつる めくみぬうなり』フあぬう

 
さお(支・差)」+「しか(如・使)」の連結。
また「さお(支・差)」+「をしか(御如・御使)」の合成。

「さお」はここでは「合わせ・差し向け・遣わし」などの意。
「しか」は「しく(如く)」の名詞化で、「匹敵する者・代理者」などの意。

類語:「さし(差使)」「をし(御使)」「をしか(御使)」「をしかと(御使人)」「しか(使)」「しかと(使人)

  

10/12/31

  

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