はへる  ハヘル  haheru
はんへる  ハンヘル  hanheru

  

【侍る】
A: (心・身を)合わす。傍に付く。仕える。守る。

『しかるのち いさわのみやに はへるとき』ホ1
『おちつもはへる けたこしも みなけたつほの やまてみや』ホ4
『ひとりはんへる ふりまろは むよやそきねの よつきこそ』ホ4
『みうちにはへる かすかまろ かたまおすえて まつのかけ』ホ11
『ふつぬしと みかつちつねに はんへりて まつりこともれ』ホ11
『もしもねたみの かむときも あまかつはへり まぬかるる』ホ12
『もしもうらみの なやますも あまかつはへり しりそくる』ホ12
『みうちにはへり みちおきく もろよろたみも をしらすに むれきくときに』ホ14
『たとえははへる あおめたち ゐいろのはなそ』ホ16
『あめつちも うちともきよく なるときに をうちにはへる とみたみも』ホ17
『たとひいそらも たついぬも ひしくここちて はんへりき』ホ17
『いせにはんへる みこのおと きよひとにかみ みことのり』ホ20
『のちむらくもに ゆつりおく むらくもあめの をんともに あすかにはへるホ24
『あまのこやねと ものぬしと まてにはへりて みちものへ』ホ27
『かれにつみはお ことしろと あすかのみやに はへらしむ』ホ27
『ははちちひめは のちのよお いせにはへれは ををんかみ ゐおおなしくす』ホ27
『ときにわかみや なかにます こやねはひたり みほひこは みきにはへれは』ホ27
『おととひたちは わかきゆえ あはのことしろ はへるみや』ホ27
『やもつかふかみ はんへりて ひもろけささけ あにことふ』ホ28
『ゐせのみちうく かんとみの つかふかみらか はへるゆえ うちはへところ』ホ28
『あひらつひめと ものぬしと かしはらみやに はんへりて』ホ31
『よそほひは あひらつひめと わにひこと とはすかたりお なしはへるホ31
はへるひとらお いきなから うつめはさけひ つひにかる』ホ37
『くすこおかみの みつえしろ たけのみやゐに つつしみて つかえはんへるホ38
『まてにはへりて たすけしに ほつまおうたす ひとなきお』ホ40
『ゑとにはんへる みそのかみ ひひにかわりて むそかもる むわのなめこと』ミ7

 
はふ(侍ふ)」と同義語「へる(綜る)」の合成。
「はんへる」は「はむ(侍む)」と同義語「へる(綜る)」の連結「はみへる」の音便変化。
ここでは「A: 合う/合わす・付く・仕える・守る」などの意。

変態:「はふる(侍る)」「ほふる(侍る)」「みはる(見張る)」「はめる(嵌める)」「もる(守る)」「まもる(守る)
同義語:「はる(張る)」「つかふ(仕う)」「さふらふ(侍ふ)

  

09/09/28

  

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