ワカ・ワカウタ・ワカノウタ

→ わかわかうたわかのうた
  

1.沸/若。
ワカは「沸く」の名詞形で、「沸いているさま/沸かすこと」が原義。またそうした状態が「若」である。
 

『それワカは ワカ姫の神 捨てられて "拾た" と育つ カナサキの』1文
『厭虫祓ふ ワカのまじない "種 畑種 大麦 小麦 盛豆 大豆 小豆らの  繁葉も蝕めぞ 虫もみな垂む"』1文

 

2.沸歌/若歌。和歌。
元来は「ワカの歌・ワカ歌」と呼ばれたが「ワカ」と略す場合もある。「沸かす歌・若返りの歌」という意味。
害虫に枯れた稲を若返らせた歌が「ワカの歌」の起源であり、これを最初に歌ったのが「ワカ姫」であった。
通常は5-7-5-7-7(31音) だが、例外として、祓いの意味を込める場合には32音とする。

『タネハタネ ウムスキサカメ マメスメラノ ソロハモハメソ ムシモミナシム』

もう一つ、姫がアチヒコに恋焦がれて、その「沸き上がる」心を詠んだ歌の意味もある。

『タマツの御使 アチヒコを 見れば焦るる 沸姫の 沸の歌 詠み』
 

ワカ姫の 心を留む タマツ宮 枯れたる稲の 若返る 沸の歌より 沸の国1文
タマツ御使 アチヒコを 見れば焦るる 沸姫の 沸の歌 詠み 歌見染め 思ひかねてぞ 進むるを』1文
ワカの枕言葉の文』5文
『後にワカ姫 ひたる時 八雲ヰススキ カダカキを 譲る 琴の音[言の根] タカ姫を タカテルとなし』9文
ワカ歌の クモクシ文は オクラ姫 授けて名をも シタテルと なしてワカ国 タマツ州 年稔神と 称えます』9文
恨み 衾 被りて 応え無し 返言すれば しばし 思ひてワカの 歌見染め オキヒコをして 差使人24文
交網の 誰がカモか有る 年の朝 歌得 添むるを 取り見れば ワカの歌あり』25文
御祖の神に 和幣成し  奉るワカ "天地の 和の栄えを 祝はるる 夫婦の御祖の 神ぞ尊き"』37文
賀茂に行き ワケイカツチの 神もまた 和幣とワカと "人草を ワケイカツチの 守る故 代は治まる カモの神風"』37文
『このワカは 妹背の道は 連なりて 断ち別るれど 連りの緒は 切れはせぬぞと 導きを 立つる陽陰法40文
 

3.沸の国/若の国 の略。
ワカ姫により最初にワカ歌が詠まれたキシヰ(紀州)は、その後「ワカの国」とも呼ばれるようにもなった。
今の和歌山である。
  

ワカタマツ宮 ヲシテ遺して 隠れます』ミ逸文

 

★『古今集』の「仮名序」には和歌について次の文句がある。 
「この歌、天地のひらけ初まりける時よりいでにけり。しかあれども、世に伝はることは、久方の天にしてはシタテル姫に始まり、あらかねの地にしてはスサノヲの尊よりぞ起こりける。」

  

  

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