わか  ワカ  waka

  

【分・別・湧】【開・明】【若】
離れ。分け。派生。分割・区分。 湧き。起こり。年少。

『とよけかかゑて わかひとと いみなおささく』ホ3
『ひるこひめ いまいつくしに たりいたり あめのいろとと わかひるめホ3
『いつるわかひの かかやきて しらやまひめは うふゆなす』ホ4
『あかたまの わかひるのるは あおきたま くれひのみたま ぬはたまなりき』ホ4
『ひのわかみやの わかひとと とよけゐみなお たてまつる』ホ4

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 ●区分した地。あかた(県)くに(国)。 またその主 あかたぬし(県主)くにつこ(国造)。 

『つかはすひとは あまくにの あめわかひこと きわまりて』ホ10
『くしみかたまと わかつまの さしくにわか もろともに』
ホ27
『しきゐてかめの ゐつみすけ ふとまわかかめ いいひめお ここたへ』ホ31
わかこをやこか ともなひて うすめかみくし あくるとて』ホ36
『かしはともへと なおたまふ おほひこのまこ いわかなり』ホ40

 
わく(分く・湧く)」の名詞化。
「わく」はここでは「B: 離れる・分かれる・湧く・発す・起る」などの意。

変態:「わけ(分・別)」「あか(赤)」「あけ(明・開け)」「わこ(吾子・和子)
派生語:「わかは(若葉)」「わかひ(若日)」「わかみや(若宮)」「わかひと(若日人・分日人)」「わかみこ(若御子)」「わかはゑ(若生え)

 
 

【(和)】
やわし。直り調うさま。和合。融和。調和。中和。

わかのまくらことはのあや』ホ5
『それわかは わかひめのかみ すてられて』
ホ1
『おのおのともに うたはしむ いなむしはらふ わかのましないホ1
『かれたるいねの わかかえる わかのうたより わかのくにホ1
『うたのかつもて わにこたふ これしきしまの わかのみちかな』ホ1

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 ● ワカ国の略。

『さつくるわかの たまつみや をしてのこして かくれます』ミ逸

 ●合わせ。結い。結び。

わかひこに ゆみつくらせて まなうらに まかこのやしり きたわせて』ホ31

 
わく(和く)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・やわす・結う」などの意。

変態:「なか(中・仲)」「ゆけ(結)」「はき(接ぎ・佩き)

 
 

【和歌】
わかうた(和歌)の略。 5-7-5-7-7(31音)の歌。

『きみしはし おもひてわかの うたみそめ おきひこおして』ホ24
『ともにゆく みをやのかみに にきてなし たてまつるわかホ37
『かもにゆき わけいかつちの かみもまた にきてとわかと』ホ37
『このわかは いもせのみちは つらなりて たちわかるれと つりのをは』ホ40

 
わかうた(和歌)」の短縮。
「わか」自体に「歌」の意味はない。

 
 

【(沸)】
生かすもの。活かすもの。衣食。

『かくつちと はにやすかうむ わかむすひ くひはこくわに ほそはそろ これうけみたま』ホ5

 
わく(沸く)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・敬う・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」などの意。

変態:「みけ(食)」「うかうけ(食)」「け(食)」「あか(上・揚・熟・活)

  
 

【我が】
自分の。

『ひさかたの あめかしたしる わかきみの よよにつたはる かんむりは』ホ序
わかかみのをす みかさふみ』ホ序
わかこさりにき われもさる いまわれさらは たれかまた』ホ10
『をのこほしくは あくりなせ わかみおそゑて ゑさしめん』ホ14
『ひとのわかはも わかままに みちにもとりて わたかまる』ホ17

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わ(我・吾)」+「か(格助詞)

変態:「あか(吾が)」
類語:「おのか(己が)」

 

10/05/25

  

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