ミワ

→ 語義
  

三輪。神。

  1. 「ミワ」は「守・物」と同義で、「モノヌシ」を意味する。 =ミモロ(御諸・三諸)
      
    『臣ら歌ふて "うま酒や 身はミワの殿 朝方にも 出でて行かなん 三輪の殿戸を"』33文
    『時に これ返歌に "うま酒に 身はミワの殿 朝方にも 押し開かねよ 三輪の殿戸を"』33文
      

      
  2. 三輪。 この字が当てられたに関してはは次のようなことがある。
      
    ワニヒコが 上祖クシヒコ 諌め入る 直きに賜ふ ヤマト尊 三代還の直き 功に "直りモノヌシ 尊"  賜ふ』30文
    『また業霊は ワニヒコぞ 故 オオナムチ 嗣となす 三度廻りて 殊 成せば』
    『一人別れて 三人目の ワニヒコ迄が ミワの神31文
       
       
  3. 見分くの意味の「ミワ」。
      
    直ぐなる主を 見別(ミワ)けんと 直ぐな標の 杉植ゆる』23文
       
    ★三輪山には『しるしの杉』というのがり、大神神社は『杉の御社』とも呼ばれる。
    ★『しるしの杉』 三輪の大神のあらわれた杉、神の坐す杉とされていました。しるしとは、示現のことで、当初、神杉として信仰されていたすべての杉のことを指していました。 この杉も覆屋が作られ、根本だけが残っています。

  

  

ミワヤマ

  
【三輪山】ミワヤマ −広辞苑より−
奈良県桜井市にある山。標高467m。古事記崇神天皇の条に、活玉依姫と蛇神美和の神とによる地名説明伝説が見える。三諸(みもろ)
  

■=青垣山タカクラ山

  

  

ミワノカミ・ミワオオカミ

→ みわのかみ・みわおおかみ
  

三輪神。三輪大神。

1.オオモノヌシ神。 =ミモロ神オオミワ神
2.三輪の神。三還の神。 クシヒココモリワニヒコと、人として世に3回現れた神霊。
  

オオナムチ 殊 成す時に ミモロ神 "我あればこそ おおよその 殊 成さしむる" 先神霊 また業霊は ワニヒコぞ』31文
『故 オオナムチ 嗣となす 三度回りて 殊 成せば 一人別れて 三人目の ワニヒコまでが ミワの神"』31文
『代々皇の 守りとて 九月十一日 祭らしむ アタツクシネに オオミワの 姓 賜わる ワニヒコは 百九十二歳ぞ』31文

が政 諌めずて 阿り君を 穴にする 心汚なし  如何 わが御祖神 離れんや 穢れ食まずと』32文
タカハ師イクヒ 酒造り ミワ大神に 奉る その味うまし 十二月八日 神祭らせて 御幸なる』33文
(『四月四日 タカハ師 イクヒ  うま酒造り ミワ神に その酒うまし  十二月八日 タタネコ遣りて 御幸なる』)33文

  

  

ミワノトミ

→ 語義

  
三輪の臣。
=オオミワの臣
オオタタネコミマキイリヒコにより、オオミワ神の斎主にされて以降、その子孫をミワの臣と呼ぶのだろう。 
それ以前にはアタツクシネが、カヌナカワミミよりオオミワの姓を賜っている。
  

★出雲神の嫡裔、大国主命の神裔と伝えられる神代以来の大族。大和国磯城郡三輪山を根拠として三輪氏族と呼ばれ、後裔の大神氏は神官や楽人として活躍する。豊後大神氏も大和大神氏と同じ三輪氏の分流であるが、一部が藤姓大友氏の系譜と交錯している。

  

オオモノヌシ コトシロヌシ

ソサノヲオホナムチクシヒコ*+コモリカンタチフキネ
                       ┃
                       ┗ツミハ━━━━┓
                                                           ┃
       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
      ┃
       ┗クシミカタマアダツクシネタケイイカツ━タケミカジリ┓
                                                                ┃
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ┃
         ┗ミケヌシオミケヌシ━タケイイカタス━オオタタネコ┓
                                                             ┃
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ┃
         ┗ミケモチオオカモツミ
                   ┃  
                   ┣オオトモヌシ
             ┃
                   ┗タタヒコ
  
  

ミワの臣 ヲヲタタネコが 捧げんと 二百三十四歳 謹しみて押す』
喜びて 和幣なし トヨケの神へ 差使は ミワミケモチ 斎人は タニハミチウシ36文
ミワタタネコ 山背が に到れば サラス問ふ "娘一人を 三家に乞ふ 誰に遣りても 二は恨む 極め指し給へ"』37文
『この時に ミワタタネコ 御代の文 編みて上代の ほつま道と 四十文成して』40文
クニナツに 示せば互ひ ミカサ文 見映え示して あい語り 新たに染めて 二家より 上げ奉る』40文
この文は 昔 モノヌシ 御言宣  受けて作りて 阿波宮に 入れ置く 後の 代々の文 まちまちなれば』40文
『見ん人も 予めにて な謗りそ 百千試み 遥かなる 奥の神道へ まさに入るべし』40文
『時 上鈴 八百四十三年の 秋天日 これ 奉る ミワの臣 スヱトシ畏れ 謹みて染む』40文
ミカサ文 奉げ給ふを ミワの臣 道 褒め曰く』ミ序

ヲオミワの タタネコが歳 二百三十四 謹み展べて 添える餞押』ミ序

  

  

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