フキネ

→ 語義
  

天葺根命。天冬衣神。 
カンタチ
フトミミの子。サシクニワカメを妻とする。 
父カンタチ亡き後、オオモノヌシを継ぎ、ハデツミの子のトヨツミヒコと共に筑紫32県を治める。 
子供ができなかったのでオホナムチのとりなしで、ツミハの子のクシミカタマを養子とする。 
最後はツクシのヤス(夜須)で妻サシクニワカメと共に世を去る。 
臨終の時、クシミカタマに「生まれ来る御子(タケヒト)の祝いに捧げよ」とムラクモの剣を渡している。これこそがソサノヲヤマタノオロチから得たハハムラクモの剣のようだ。代々ソサノヲの家系の長男(オオモノヌシ)に受け継がれてきたようである。
  

島根県簸川郡大社町大字日御碕、日御碕 (ヒノミサキ) 神社
佐賀県小城市小城町池上、牛尾 (ウシオ) 神社
石川県輪島市河井町、重蔵 (ジュウゾウ) 神社
  

★『古事記』「天之葺根命」は、またの名を「天之冬衣神」。刺国若比売は「天之冬衣」の神の妻になり、大国主神を生む。素戔嗚尊は八股の大蛇から手に入れた太刀を五世の孫「天之葺根命」を遣わして天に上奉ぐ。

  

             ┌ミシマタマクシ姫┐┌クシミカタマ───┐
             │         ├┼クシナシ     │
             ├ツミハ──────┘└タタラヰソスズ姫 │
クシヒココモリ────┐│                    │
            ├┴カンタチ┐               │
スヱツミイクタマヨリ姫┘     ├─フキネ       ┌───┘
                  │  ┃        ↓
              フトミミ┘  ┃──────クシミカタマ
                     ┃
              サシクニ──ワカメ
  
  
オオモノヌシ コトシロヌシ

ソサノヲオホナムチクシヒコ*+コモリカンタチフキネ
                       ┃
                       ┗ツミハ━━━━┓
                                                           ┃
       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
      ┃
       ┗クシミカタマアダツクシネタケイイカツ━タケミカジリ┓
                                                                ┃
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ┃
         ┗ミケヌシオミケヌシ━タケイイカタス━オオタタネコ┓
                                                             ┃
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
         ┃
         ┗ミケモチオオカモツミ
                   ┃  
                   ┣オオトモヌシ
             ┃
                   ┗タタヒコ
   
  

『先にツクシの カンタチは ソヲフナツの フトミミを ヤスに娶りて フキネ生む』27文
『後もろともに 神となる オオモノヌシは フキネなり トヨツミヒコと 治めしむ 
野業教えて 民をうむ27文
クシミカタマと 若妻の サシ国別姫 諸共に 住ませては ツクシ治す』27文
ひたるの時に これを継ぐ 到れば 遺し言 "このムラクモは 生れませる 御子の祝ひに 捧げよ"』27文
言いて 神となる ヤスに納めて 祭る後 ツクシ御使の 御言宣』27文

  

  

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